Googleアカウントがあれば無料で使えるサービスは、GmailやGoogleカレンダーなどが有名ですが、ほかにも便利なサービスが豊富に揃えられているのをご存じでしょうか。
そんなグーグルサービスの中でも、スマホのカメラを使って様々な検索が行える「Googleレンズ」アプリの機能や使い方をご紹介します。
目次
GoogleレンズアプリはiPhone、Androidスマホのどちらでも使える?
グーグルのサービスというと、Androidスマホのイメージが強いかもしれません。実際、iPhoneで利用できるアプリストア「App Store」では、Googleレンズアプリは配信されていません。
ただし、App StoreよりインストールできるGoogleアプリ、もしくはGoogleフォトアプリより、Googleレンズの機能が利用できます。iPhoneでGoogleレンズの機能を使う場合は、これらのアプリをインストールしましょう。
【参照】App Store/Googleアプリ
【参照】Apple Store/Googleフォト
なお、本記事ではiPhone版のGoogleアプリを使って、Googleレンズの機能を紹介していきます。
Googleレンズの便利機能 ①目の前のものを検索
Googleレンズの最もオーソドックスともいえる機能が、レンズで写したものをそのまま検索するというものです。家の中のものはもちろん、街中で気になった建物や植物を検索するのにも役立ちます。
1.Googleアプリを開き、検索バーの右側に表示されているカメラのアイコンをタップします。
2.「カメラで検索」の上に表示されているカメラのアイコンをタップ。カメラが起動するので、検索したい対象を画角に収めて、シャッターボタン(虫眼鏡のアイコン)をタップします。
3.画像検索の結果が出るので、気になるページを確認しましょう。
Googleレンズの便利機能 ②テキストのコピー
Googleレンズでは、撮影した画像からテキストを抽出し、そのままコピーして使用することができます。
1.Googleアプリを開き、検索バーの右側に表示されているカメラのアイコンをタップします。
2.タブから「テキスト」を選択。カメラが起動するので、読み取りたいテキストを画角に収めて、シャッターボタンをタップします。
3.「画像の中にテキストが見つかりました」と表示されたら、「すべて選択」をタップ。テキストを正しく読み込めていることを確認し、「コピー」をタップします。下部に「テキストをコピーしました」と表示されれば完了です。
Googleレンズの便利機能 ③テキストを翻訳
画像内のテキストを抽出してコピーできると紹介しましたが、Googleレンズでは、テキストをリアルタイムで翻訳することも可能。翻訳には100以上の言語が対応しています。
1.Googleアプリを開き、検索バーの右側に表示されているカメラのアイコンをタップします。
2.タブから「翻訳」をタップ。上部に表示される「検出する言語 → 日本語」と表示されるので、左側に元の言語、右側に翻訳後の言語を入れ、翻訳したいテキストを撮影します。元の言語がわからない場合は、翻訳後の言語のみを設定すればOKです。
3.テキストにカメラを向けると、その場で設定したテキストに翻訳されます。うまくテキストを認識できない場合は、そのままシャッターボタンを押して写真を撮影し、該当テキストを選択してから翻訳しましょう。
Googleレンズの便利機能 ④画像検索してそのまま購入
〝前に買ったものの名前がわからなくて再購入できない〟〝ネットで見つけた製品が欲しいけど購入ページがない〟といった経験は多くの人にあるでしょう。こういった問題も、Googleレンズを使って解決することができます。
1.Googleアプリを開き、検索バーの右側に表示されているカメラのアイコンをタップします。
2.タブから「ショッピング」を選択し、購入したい製品を撮影します。もしくは画像フォルダから、購入したい製品が写っている画像を選択します。
3.検索結果が表示されるので、任意のサイトの購入ページに進みます。
Googleレンズの便利機能 ⑤宿題の解答
Googleレンズでは、数学や歴史、化学、生物、物理といった問題文の説明や動画、ウェブ検索結果を表示することができます。使いすぎには注意が必要かもしれませんが、便利な機能です。
1.Googleアプリを開き、検索バーの右側に表示されているカメラのアイコンをタップします。
2.タブから「宿題」をタップするとカメラが起動します。問題文を撮影すると、解説や解法が表示されます。
Googleレンズの便利機能 ⑥周辺のお店を検索
街中を歩いていると、ふと気になるお店に出会うこともあるでしょう。Googleレンズでは、その場ですぐにお店の詳細を検索できます。
1.Googleアプリを開き、検索バーの右側に表示されているカメラのアイコンをタップします。
2.タブから「お店やスポット」をタップします。初回利用時には、「位置情報の使用を許可しますか?」と表示されるので、「1度だけ許可」もしくは「Appの使用中は許可」をタップします。
3.検索したい建物へカメラを向け、シャッターボタンを押します。
【参照】Googleレンズ
※データは2023年3月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦