洗濯機が回らず動かない。でも、一度電源を切った場合や次の日は使える……。洗濯機がこのような状態になったら寿命のサインかもしれません。突然洗濯機が故障してしまって困らないように、洗濯機の寿命のサインなどをご紹介します。
そもそも洗濯機の寿命ってどのぐらい?
洗濯機の種類や機能、使用頻度などにより変わりますが、平均寿命は6~8年と言われています。同じ洗濯機を平均寿命よりも大幅に長い期間使っている人もいると思いますが、平均寿命よりも長く使っていると故障やトラブルの確立が上がります。
そんなリスクの注意喚起するため、〝長期使用製品安全表示制度〟が制定されています。
この制度で表記が義務付けられた、洗濯機を安全に使える〝設計上の標準使用期間〟は寿命の目安になります。洗濯機本体にシールが貼られていますので確認してみましょう。
【参考】ノジマ 洗濯機の寿命はどのくらい?音やカビなどの理由や長持ちさせる方法を解説
洗濯機が回らない、動かないのは寿命が近づいている可能性が
洗濯機が回らない、動かないほかにも、操作パネルが反応しないのは寿命がきているサインかもしれません。
洗濯機の操作パネルが反応しない
洗濯機内部の制御基板が古くなると、ボタンを押しても電源が入らなかったり、反応しないということも。電源プラグをコンセントに差し込み直しても改善できないなら、寿命がきた可能性があります。
洗濯機の操作パネルの文字が薄れる
洗濯機内部のダイオード、トランジスタ、コンデンサと呼ばれる部品が劣化すると操作パネルの文字が薄れます。また、洗濯機を外置きしていると、雨や風の影響によりパネル上の文字が薄れることもあります。
操作パネルに不具合があったら、経年劣化した目安と考えて良いでしょう。
運転が途中で止まってしまう
自動で止まる設定をしていないのに運転が止まってしまった際、洗濯機の偏りを調整したり、量を減らしても改善しない場合は、寿命や故障を疑うと良いでしょう。
【参考】ノジマ 洗濯機の寿命はどのくらい?音やカビなどの理由や長持ちさせる方法を解説
洗濯機の音がうるさい……故障ではなく衣類の入れすぎて上手く回っていないだけかも
洗濯物を入れすぎてしまうと遠心力がかかってしまい、ガタガタと音がうるさくなります。逆に、洗濯物の量が少なすぎてもガタガタと音がなることも。少ないと洗濯槽の重さを均等に保ちにくくなるからです。ちなみに洗濯物の量は、洗濯機の規格容量の約8割程度が良いといわれています。
洗濯物の入れすぎ、少なすぎが原因となる騒音ですがそのほかにも原因があるのでご紹介します。
大きな洗濯物の入れすぎ、洗濯用ネットをたくさん使う
毛布やシーツ、クッションなどの大型の物を入れすぎたり、洗濯用ネットに詰め込んでしまうと、遠心力がかかって回転がうまくかからず振動してしまい騒音の原因に。厚手の物や洗濯用ネットは水を吸うことで重みが増すので、量を減らして洗うように心がけましょう。
レインコートなどの水をはじく洗濯物
レインコートや防水マットは、洗濯槽の中に広がってしまうとそこだけ水が溜まってしまい、重くなり騒音がしてしまいます。なので、水をはじく素材のものははるべく荒いとすすぎのみにしておくとよいでしょう。
洗濯物の偏り
毛布やシーツ、バスタオルなどの大きいものと下着などの小さい物が混ざって洗濯をすると偏りが起きやすいです。あまりにも偏りがひどいとエラーが出て、運転が一旦停止することもあります。このような状態になったら、一度洗濯機を止めて洗濯機の中の重さが均等になるようにしましょう。
【参考】ハイアール もしかしたら簡単に解決するかも?洗濯機が騒音でうるさいときは◯◯が原因!
※データは2023年2月中旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ