床の洗浄・磨き・拭き掃除を行なう湿式の全自動業務用床洗浄ロボット
アイリスオーヤマは、ソフトバンクロボティクスとグローバルパートナーシップを結ぶGausium(通称:Gaussian Robotics)の業務用全自動床洗浄ロボット「Scrubber 50 Pro(スクラバー フィフティ プロ) アイリスエディション」の国内販売を開始した。
同社は、2020年11月のロボティクス事業参入以降、清掃ロボットや配膳・運搬ロボットなどのサービスロボットによる業務の効率化や自動化、そしてDX化を実現するソリューションを展開している。
労働人口が減少するなかで高騰する人件費や従業員不足が課題となる中で、同社によれば新型コロナウィルス感染対策を契機として、様々な施設を清潔に保つニーズは高まっており、清掃ロボットの需要は引き続き拡大しているという。
今回販売が開始された「Scrubber 50 Pro アイリスエディション」は、そんな床の洗浄、磨き、拭き掃除を行なう湿式の全自動業務用床洗浄ロボットになる。製品の特徴は以下のとおり。
床の洗浄、磨き、拭き掃除の3つを全自動で行い清掃を省人化
床面や汚れに合わせて複数のブラシ・パッド(※)が選択が可能で、水を用いて最大25kgの圧力で強力に洗浄していく。
※ 付属品のディスクブラシ、パッド以外はオプションから選択。
特に、床面にタイルを採用している施設ではより高い効果が期待でき、雨天時の足跡の汚れなどにも適している。
清掃ルートは清掃したいエリアをタッチパネル上で選択することで自動的に効率的なルートを簡単に作成でき、エリアと開始位置を選択するだけで全自動の清掃を行なう。
汚水を再利用できる環境に優しい設計
清掃後の汚水は本体後部のスクイジーで吸引・回収して、ロボット内部に搭載した5層の汚水フィルターでろ過することで再利用しての清掃が可能。長時間の走行と省資源化を実現している。
また、オプションの「チャージングステーション」を活用することで自動充電(※)が可能となり、作業負担をさらに軽減する。
※あらかじめ設定されたチャージングステーションポイントへ自動で移動して充電を開始する。
各種センサーの搭載により高い安全性を保持
3Dカメラ、LiDARセンサー、衝突検知センサーを搭載。歩行者や障害物などを検知、回避しながら清掃を行なうため、商業施設や倉庫、オフィス、ホテル、病院など多様な施設での使用に適している。
Scrubber 50 Proの主な製品仕様
製品寸法/幅860×奥行き700×高さ1030mm
洗浄幅/500mm
スクイジー幅/700mm
バッテリー/リチウムイオンバッテリー
連続稼働時間/最大2.5時間(スクラバーモード)、最大6時間(モッピングモード)
バッテリー容量/60A
ブラシ回転速度/最大 270RPM
ブラシ圧/最大 25kg
清水タンク容量/24L
汚水タンク容量/18L
重量/150kg
清掃スピード/最大毎秒0.9m
関連情報
https://www.irisohyama.co.jp/b2b/robotics/products/scrubber50pro/
構成/清水眞希