星状の細い溝を付けたドリッパーが蒸らし不要の1回抽出を実現
HARIOはコーヒー粉と水を入れてボタンを押すだけのシンプル機能に加え、2016年のコーヒー抽出世界大会「World Brewers Cup」チャンピオンである粕谷哲氏のレシピを搭載した「MUGEN Coffee Maker 」を発売する。価格は1万3200円(税込)。
ハンドドリップでコーヒーを淹れるときには、コーヒー粉と湯の比率や湯温をはじめ、抽出方法や抽出時間など、注意すべき点が多く、淹れ方次第で味が大きく変わってしまうことも多い。
一方、コーヒーメーカーでは多彩な機能を使いこなせなかったり、あるいは置き場所の問題なども浮上してくる。
シャワー式で300mLの湯を約20秒で注湯
そんな中、登場してきたのがMUGEN Coffee Maker。使い方は、まず付属のサーバーで水を計量して本体のタンクへ。続いてサーバーを本体にセットして、ペーパーを折ってドリッパーにセット。
あとはコーヒー粉を入れて電源ボタンと抽出ボタンを順に押すだけ。シャワー式穴の抽出口から約20秒、93℃の湯が注湯されて抽出が完了する。
ドリッパーはV60 1回抽出ドリッパーMUGEN
この「蒸らし」のいらない1回抽出を実現したのは、平坦な内面に星状の細い溝を付けたドリッパーの構造がポイント。
湯を注ぐとペーパーが内面に貼り付き、細い溝をつたってゆっくりとコーヒーが抽出される仕組みだ。
しかも、そのレシピはコーヒー抽出の世界大会「World Brewers Cup」でアジア人初の世界チャンピオンに輝いた粕谷哲氏のレシピを採用している。
特別なテクニックがなくても、コーヒー粉とMUGEN Coffee Makerがあれば、いつもプロのレシピによるドリップコーヒーを味わえるというわけだ。
MUGEN Coffee Makerの主な製品仕様
サイズ/幅117×奥行き190×高さ311mm
ドリッパー/1~2杯用
サーバー実用容量/300mL
材質/本体:ポリプロピレン・鉄・アクリル樹脂・シリコーンゴム・PBT-GF30、ドリッパー:AS樹脂・ポリプロピレン
電源/AC100V 50/60Hz
定格消費電力/600W
関連情報
https://www.hario.com/product/new/mugen_coffee_maker.html
構成/清水眞希