子どもの大学進学費用の金額イメージ 「受験費用」は平均23.8万円、「入学金」は平均51.5万円
子どもの大学進学費用について質問した。
全回答者(1,000名)に、高校生の子どもの大学進学費用について、どのくらいの金額をイメージしているか聞いたところ、平均は「受験費用(願書代・受験料・交通費・宿泊費など)」では23.8万円、「入学金」では51.5万円、「1年間の授業料等(授業料・施設費・実習費など)」では101.1万円、「1年間の教科書・教材費用」では16.7万円となった。
子どもの大学進学費用をいつから準備しているのか
子どもの大学進学費用をいつごろから準備する人が多いのだろうか。
高校生の子どもの大学進学費用をいつから準備しているか聞いたところ、「子どもが生まれる前」が9.3%、「子どもが未就学のとき」が39.1%、「子どもが小学生のとき」が10.7%、「子どもが中学生のとき」が7.4%、「子どもが高校生のとき」が8.2%、「まだ準備をしていない(大学進学予定はある)」が11.0%となった。
累積比率をみると、『就学前』は48.4%、『小学校卒業まで』は59.1%、『中学校卒業まで』は66.5%だった。親の半数近くが、就学前から大学進学費用の準備を始めているようだ。他方、「準備をする予定はない(大学進学予定がない)」は14.3%だった。
大学進学予定がある子どもの親の50.8%が「計画的に費用を準備すべきだったと後悔している」と回答
子どもが大学に進学する予定がある人(857名)に、大学進学費用や準備の状況を聞いたところ、「必要になる費用を正確に把握している」では「非常にあてはまる」が9.6%、「どちらかといえばあてはまる」が47.3%で、合計した『あてはまる(計)』は56.8%となった。
また、「費用は当初の想定より膨らみそうだ」では『あてはまる(計)』は76.4%、「費用の準備が計画通り進まず焦りを感じている」では『あてはまる(計)』は51.2%、「計画的に費用を準備すべきだったと後悔している」では『あてはまる(計)』は50.8%となり、計画的に準備しなかったことを悔やんでいる人が半数を超えた。
「子どもの進路見直しを検討せざるを得ない」では『あてはまる(計)』は22.6%だった。
<調査概要>
調査タイトル:「金融経済教育とライフマネジメント®に関する調査2023」
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
30歳~69歳の男女で高校生の子どもがいる人
調査期間:2023年3月1日~3月2日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル(有効回答から抽出)
調査協力会社:ネットエイジア株式会社
出典元:アクサ生命保険株式会社
構成/こじへい