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韓国発祥のWEBTOON×シンセフィクションで魅せるビジネス漫画の新たな可能性

2023.04.28

シンセフィクションとは?そのメリットやポイントも

そして今回、原作者かっぴー氏が得意とする「シンセフィクション」ジャンルを採用している。

シンセフィクションとは、“フィクション”と“ノンフィクション”の合成(synthetic)を意味する。つまりノンフィクションのようにリアルの完全再現ではなく、事実に基づく設定を舞台に、実在人物が持つ本質的な役割、魅力を新解釈した物語のことを指す。

実在の人物をモデルにしたキャラクターたちが、よりドラマティックな世界観を演出する再現ドラマといえるそうだ。小林氏は、シンセフィクションを作品に採用することのメリットについて、次のように話す。

「リアルとフィクションの絶妙な配分バランスがシンセフィクションの肝。今回は実際にロケット開発をしているスタートアップ、インターステラテクノロジズさんへの徹底した取材や監修により、フィクションでありながらも、本当にリアルな物語を作ることができました。宇宙業界に携わるすべての人に納得していただける圧倒的リアルさを実現できたことが、シンセフィクションを採用した最大のメリットと感じています。

ビジネス漫画にリアルさを追求するシンセフィクションを取り入れることで、業界関係者からの圧倒的な支持を得られると思います」

そして今回は、WEBTOONとシンセフィクションを組み合わせた。実は、シンセフィクションのWEBTOON代表作を作ることも狙いだったという。

「日本ではまだ、WEBTOONにおけるシンセフィクションの代表作が登場していない状況です。その中で『晴天のデルタブイ』は代表作になると考えています」

シンセフィクションを取り入れる際のポイントとは?

「先に述べた通り、シンセフィクションの肝はリアルとフィクションの絶妙な配分バランスになります。リアルさだけを追求しても面白い漫画は作れません。あくまでフィクションにする部分はフィクションにし、時には物語をふくらませるために誇張した表現も必要です。

漫画作品ですから、エンターテインメントとしてケレン味(はったりを利かせたり、ごまかしたりすること)を出す部分は、やはり大事。しかしリアルさを追求する部分も必要です。その両方の配分が大切だと考えます」

ビジネスを漫画にして伝えるコツ

ところで、これからビジネス漫画を制作する機会があったとすると、どんなキャラクターやストーリーをどのように設計するかを検討するだろう。

小林氏に、ビジネスを漫画にして伝えるコツについて話を聞いた。

「コツは、徹底した取材によるキャラクターの融合と考えています。『晴天のデルタブイ』の登場人物にはモデルとなる人がいますが、特定の誰かではなく、複数の人物の特徴やエピソードを絶妙に配分した融合体になっています。特定の誰かの物語ではなく、取材させていただいたみなさんの物語になっているのです」

漫画というフィクションを作れる媒体だからこそ、キャラクターに複数の人物を融合させるということもできる。漫画は意外にも自由度が高いのかもしれない。

ビジネス漫画の企画制作のヒントとして、ぜひ役立ててみたい。そしてWEBTOONとシンセフィクションという新たな手法を使うのも注目を集めるための一つの方法といえる。

【参考】
「晴天のデルタブイ」クレジット(敬称略)
原作:かっぴー
ネーム:フウワイ
線画:かもとも
着色:ししゃも
背景:スタジオアッツー
制作:INCLUSIVE株式会社、株式会社ナンバーナイン
監修:インターステラテクノロジズ株式会社
協力:北海道大樹町、SPACE COTAN株式会社

LINEマンガ:https://u.lin.ee/7FsFDVL/qtpo
ebookjapan:アプリにて配信中
作品HP:https://deltav.jp/

取材・文/石原亜香利

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