未来の町づくりを担う期待のスタジアム・アリーナ4選
【世界基準の街なかスタジアム HIROSHIMAスタジアムパーク】
写真:https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/hiroshimasutadium/298872.html
全国稀に見る「街なかスタジアム」と言われるのが2024年開業予定の「HIROSHIMAスタジアムパーク」だ。
日本で初めての都心交流型スタジアムパークとして、サッカースタジアムと公園がひとつになり、多目的な機能を融合させる新しい感動共有拠点を目指している。
スタンドとピッチが近接した「世界基準のサッカースタジアム」は、臨場感と一体感を追求。前後左右に余裕のあるゆったりシートを実現し、雨の日も濡れることなく観戦可能な設計になっている。
画像:https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/hiroshimasutadium/298872.html
また、レストランや体験型ミュージアムなどを設け、試合日以外には観光客向けスタジアムツアーなども楽しめる施設にする計画だという。
参考:
https://zukan.biz/feature/studium-01/
https://www.sanfrecce.co.jp/stadiumpark/concept/
広島市の試算結果によると、開業後20年間の波及効果として約6300億円が見込まれるとのこと。
広島県は、「日本初の「まちなかスタジアム」となる好立地を活かし、都心の回遊性向上、滞在時間の増加が期待できる」、「年間を通じて中四国全域をはじめ、広域から幅広い世代を集客、魅力発信・誘客が期待できる」と話している。
参考:広島市地域政策局
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/467962.pdf
公式:https://www.sanfrecce.co.jp/stadiumpark/
【日本一ピッチに近いスタジアム誕生 長崎スタジアムシティプロジェクト】
長崎出身の歌手で俳優の福山雅治さんがクリエイティブプロデューサーに就任した「長崎スタジアムシティプロジェクト」。
画像:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000185.000016651.html
このプロジェクトは、ジャパネットグループが進める新しい街づくり計画だ。
2024年に開業を目指している、サッカーJ2「V・ファーレン長崎」の新たな本拠地となるスタジアムをメインに、ホテルやショッピングモールなどが誕生する予定だが、なによりそのスタジアムが凄い。
画像:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000167.000016651.html
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000085819.html
2万人が収容可能な上、客先からピッチまでの最短距離はJリーグ規定ぎりぎりの5メートルと、日本一ピッチに近いスタジアムだ。また、選手と同じ目線で試合観戦できる「プレイヤー席」など、豊富なVIP席も用意されるという。
そしてこちらは日本初!スタジアム上空を通るジップライン、さらにはスタジアムビューホテルも日本初の試み。単なるスポーツ観戦を超えた特別な空間にワクワクすること間違いなしだ。
画像:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000167.000016651.html
参考:https://www.nagasakistadiumcity.com/concept/
他にも、約6000人を収容できるアリーナ、約90店舗が入る商業施設や11階建てのオフィスも誕生予定。年間想定利用者数は約850万人、経済効果は約963億円を見込んでいるという。
参考:https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20221219_03
公式:https://www.nagasakistadiumcity.com
【ローコストで余白を活かす 今治里山スタジアム】
今年1月、愛媛県今治市に誕生したのが、サッカーJ3「FC今治」の新しいスタジアム、「今治里山スタジアム」だ。
画像:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000028025.html
コンセプトは地域とヒトをつないで感性を呼び起こす、人と文化の交流拠点。
自然・景観と共生しながら、今治の魅力を再発見し、多世代を元気にしたいという思いが込められている。
参考:https://satoyamastadium.com/category/story/
経産省:https://www.mext.go.jp/sports/content/20210916-spt_sposeisy-000014230_7.pdf
最大の特長は、脅威のローコストだ。
たとえば、「HIROSHIMA スタジアムパーク」の総工費は200億超、「長崎スタジアムシティプロジェクト」の総事業費800億円台と言われる中、今治里山スタジアムは約40億円。
今治市が土地を無償で貸与し、建設の費用は今治.夢スポーツが用意。
親会社を持たないサッカー会社が、J2、J1規模のスタジアムを建設・運営する「民設民営」での完成は日本初だという。
参考:
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ227HQ0Q21PITB01P.html
https://nordot.app/987922529020084224?c=174761113988793844
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/01150/
https://video.mainichi.jp/detail/video/6319449365112
画像:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000028025.html
収容人数は約5000人だが、1万〜1万5000席まで拡張可能。周辺にはカフェやドッグランなどもあり、365日の賑わいを創出する仕掛けが盛り込まれている。
「日本一安いスタジアムを作る」との思いで始まった、かつてないコスパ高スタジアムは、これからのスタジアム建設に一石を投じるかもしれない。
参考:文科省
https://www.mext.go.jp/sports/content/20210506-spt_sposeisy-000014720_3.pdf
https://www.footballchannel.jp/2020/01/26/post359547/
公式:https://satoyamastadium.com