日本は、他国と比べ、学習投資が仕事や働き方の選択肢の増加につながらない
(1)日本は、他国・地域と比べ、学習投資をしていても仕事や働き方の選択肢の増加に繋がっていない傾向がみられた。
企業横断的な職業意識が薄く、ジョブ型ではなくOJTを中心に組織内部で能力向上を行う日本では、業務外の学習・自己啓発が仕事の選択肢の増加に繋がりづらいと考えられる。この点が、学習意欲の低さを引き起こす一因となっていると考えられる。
(2)日本においては、高所得者、正規雇用者、高学歴者ほど業務外学習を実施。日本の学習・自己啓発やその支援がホワイトカラーのエリート層に偏ってきたことが指摘されているが、国際的にも日本の業務外学習実施率は所得・雇用形態・最終学歴による差が大きいことが確認された。
関連情報
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/global-well-being.html
構成/清水眞希