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キヤノンがスーパー35mmセンサー搭載カメラに対応した広角ズームレンズと望遠ズームレンズを発売

2023.04.21

「FLEX ZOOM LENS」シリーズ4機種を対象にリレーキット交換サービスも開始

キヤノンは、EFシネマレンズ「FLEX ZOOM LENS」シリーズの新製品として、スーパー35mmセンサー搭載カメラに対応する広角ズームレンズ“CN-E14-35mm T1.7 L S/SP”を2023年6月下旬に、望遠ズームレンズ“CN-E31.5-95mm T1.7 L S/SP”を2023年10月下旬より発売を開始する。

CN-E14-35mm T1.7 L S(EFマウント)、CN-E31.5-95mm T1.7 L S(EFマウント)

2022年に新たに誕生した「FLEX ZOOM LENS」シリーズの2機種は、フルサイズセンサー搭載カメラに対応している。今回本シリーズからスーパー35mmセンサー搭載カメラ対応の広角/望遠ズームレンズを発売することで、ラインアップを拡充。

新製品は、自然なボケ描写で印象的な画作りを実現しており、同社「単焦点レンズ」シリーズ6本分の焦点距離をカバーする。

さらに新製品を含む「FLEX ZOOM LENS」シリーズ4機種を対象に、リレーキットの交換サービスを開始する。同社ではレンズマウント(「EFマウント」もしくは「PLマウント」)の交換や各種通信機能(※1)にも対応することで、多様化するカメラや撮影スタイルに合わせたフレキシブルな映像制作をサポートしていく、とアナウンスしている。

スーパー35mm対応・大口径比T1.7(※2)の明るさを実現する広角/望遠ズームレンズ

新製品は、映像美を徹底追求し、8Kカメラに対応する高い光学性能を達成しながら、シネマスタイルの操作性を継承した大口径比ズームレンズ。

スーパー35mmセンサー搭載カメラに対応しており、映画・ドラマ・CMなど幅広い映像制作に活用できる。ズーム全域で開放絞り値T1.7の明るさを実現、浅い被写界深度で印象的な映像表現が可能だ。

撮影イメージ

リレーキットの交換によりさまざまなカメラに柔軟に対応

リレーキットは、イメージサークルを変換する光学系パーツ。リレーキット“RL-S1”、“RL-S2”により、2022年発売を開始したフルサイズセンサー搭載カメラ対応の広角/望遠ズームレンズ(※3)を、スーパー35mmセンサー搭載カメラに対応するレンズとして使用できる。

同様に、リレーキット“RL-F1”、“RL-F2”により、新製品のスーパー35mmセンサー搭載カメラ対応の広角/望遠ズームレンズを、フルサイズセンサー搭載カメラに対応するレンズとして使用が可能。

これにより「FLEX ZOOM LENS」シリーズを汎用性の高いレンズ資産として長期間活用できるようになる。

※1. EFマウントではEFマウントの通信プロトコル、PLマウントでは映像制作業界で広く採用されているCooke社の「/i Technology」やZEISS社の「eXtended Data」に対応します。
※2. Fナンバーがレンズの焦点距離と口径から割り出される明るさの理論値であるのに対し、TナンバーはFナンバーにガラスの透過率を含めた値で、
シネマレンズの明るさは一般的にTナンバーで表記されます。
※3. 「CN-E20-50mm T2.4 L F/FP」(2022年6月発売)、「CN-E45-135mm T2.4 L F/FP」(2022年9月発売)

関連情報
https://global.canon/ja/

構成/清水眞希

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