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選ぶならどっち?ホンダ「ZR-V e:HEV」に乗ってわかったe:HEVモデルと4WDモデルとの違い

2023.04.22

路面によってゴツゴツ感が強め?

と、動力性能感では同じe:HEVでも4WDモデルを上回るFFモデルだが、すべていいことづくめではない。同銘柄、サイズのタイヤを履く4WDモデルに対して、こちらの乗り心地は軽快感、フラット感こそ褒められるものの、路面によってゴツゴツ感が強まり、キツイ段差では金属音を伴ったショックに見舞われることもあった。e:HEV 4WDモデルとは同じ試乗コースを走ったのだが、4WDモデルでは出ない症状である。もちろん、新車に近いコンディション、走行距離だから、走り込んでいけばそうした乗り心地に関しては緩和されていくはずだが、4WDモデルも車両コンディションは同条件だ。

車重差はたった50kgだから(e:HEV ZグレードでFFは1580kg、4WDは1630kg)、車重差とともに、駆動方式の違いがそうした乗り心地の違いに影響していると考えられる。今どきのボディがしっかりとしたクルマでは、軽自動車を含め、FFより重量が増す4WDのほうが乗り心地面で有利なこともままあり、このZR-Vもそうした印象となって当然だろう。

ZR-V e:HEV Z 4WD

とはいえ、e:HEV FFモデルは4WDモデルとは別感覚の走りの軽快感、爽快感、全域でより十分に思えるパワー、トルク、アクセルレスポンスの良さといった美点だけでなく、燃費性能もまた優位で、高速走行60%、一般道40%の実燃費は、e:HEV 4WDモデルの17km/L前後に対して20km/L前後、走り方によっては20km/Lオーバーも可能な、4WDを15%ほど上回る実燃費の良さを持ち合わせているのだ。

予約受注比率で約90%を占めるというハイブリッド=e:HEVモデルはFFと4WDの選択が可能だが(価格差は22万円)、FFと比べた場合の乗り心地の良さ、悪路の走破性重視なら4WD、走りの軽快感とパワーフィールの余裕にこだわるならFFということになるだろうか。購入前には希望のパワーユニット(ガソリンターボかハイブリットのe:HEV)の駆動方式違いを乗り比べることを推奨したい。4WDの濃厚なパワーフィールにむしろ満足でき、FFの乗り心地にむしろスポーティさを感じ、好ましいと思える人もいるはずだからである。

ちなみに筆者の個人的な印象だが、ZR-Vのフロントグリルのカッコ良さ、フロント周りのデザイン性が際立つボディカラーは特別塗装色のスーパープラチナグレーメタリックがNO.1、そしてノルディックフォレストパールではないだろうか。

スーパープラチナグレーメタリック

このあと、ZR-Vのガソリンターボの試乗記をお届けする予定である。

文・写真/青山尚暉

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