ネット通販などの拡大により、ドアを挟んで来訪者に応対することが増加。それにより玄関先での犯罪も増えているという。その対策として録画やスマホ連携ができるなど、進化したドアホンが注目されている。
来訪者の顔が見える設備が犯罪の抑止力に
コロナ禍において、拡大したものとして挙げられるのがネット通販と食事のデリバリー。しかしこれらは便利な反面、〝玄関ドア〟付近での犯罪も増加させることに。そこで改めて注目されているのが、録画機能を搭載するカメラ付きのドアホンだ。
「マンション、一軒家ともにすでに設置されていることが多いので、買い替え需要がほとんどですね」(ビックカメラ・本城奈津美さん)
買い替えの場合は、すでに引いてある電源などがそのまま使えるので大きな工事の必要もなくスムーズに使用できるという。一方、新設する場合は、ワイヤレスモデルであれば手軽に設置可能だ。
「玄関先のカメラ付き子機と室内のモニター間をワイヤレスで接続します。しかもバッテリーで駆動するものは、ボルトで取り付けるだけなので基本的に電気工事の必要もありません。また最近はネットやスマホ連携できるものもあり、来訪者への応対を外出先でできるほか、スマホを室内のモニター代わりにすることも可能です」
多機能やスマホ連携が最近のドアホンのトレンドだが、選び方の最大のポイントはレンズ。
「一般的に広い範囲を写す広角レンズが付いていますが、これは来訪者の姿を確実に映し出すため。万が一、相手がしゃがんでいる時でも、その姿が捉えられるよう、より広い広角レンズを搭載しているものを選ぶといいですよ」
ビックカメラ OAコーナー主任
本城奈津美さん
有楽町店の防犯カメラ&ドアホン担当。日々進化を続ける防犯カメラへの豊富な商品知識に加えて、丁寧な接客に定評あり。
テレビドアホンはココをCHECK!
POINT(1)設置・接続方法
使用の有無によって有線 or 無線を選ぶ
すでにドアホンがある場合は、その電源などを利用して比較的簡単に設置が可能。ない場合はワイヤレスタイプがおすすめだが、玄関付近で電源確保のための電気工事が必要になる場合もあるので確認を。
有線接続
ワイヤレス接続
POINT(2)防犯機能
スマホと連携することで安心がさらに拡大
スマホと連携できるタイプであれば、不在時でも外出先から来客応対が可能。リアルタイムで対応することで〝不在〟を来訪者に悟られない。さらに、スマホをモニター親機代わりに使えるドアホンも登場している。
POINT(3)プラスαの機能
来客確認+αの便利機能が続々
モニター親機のほか、持ち運び可能なワイヤレスモニター子機を備えたモデルも。さらに留守中の来客を動画録画、一覧表示できる機能や、女性の声を低い声に変えるボイスチェンジ機能など、必要に応じて選ぼう。