人と人とのコミュニケーションの大半は、建前と本音によってバランスが保たれている。ビジネスの関係で繋がった上司と部下であればなおさら。中には、腹のうちに秘めた本音を打ち明けられず、ストレスを抱えている人も多いのではないだろうか?
ビジネスチャット「Chatwork」を提供するChatworkはこのほど、同チャットツールのアカウントを持つ20代~70代の男女1438名を対象に、「上司・部下のコミュニケーション」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
上司と部下が本音で話せている割合は16.6%
「上司・部下とのコミュニケーションで課題を感じていますか?」という設問では、「とても感じる」と回答した人が20.7%、「少し感じる」と回答した人が40.1%。約6割のビジネスマンが上司・部下とのコミュニケーションでなんらかの課題を抱えている結果となった。
「課題を感じる」と回答した人に対し、「コミュニケーションの課題を解決したいと思いますか?」という質問をしたところ、「とても思う」「少し思う」と回答した人は合計で87.1%という結果に。約9割が改善を望んでいることが伺える結果となった。
上司・部下の個人面談において「本音で話せる」と回答した人の割合は16.6%というかなり低い結果になった。上司・部下という関係上、親しみを持った話ができる人は少ないようだ。また、本音で話ができないというのは、個人面談で話す話題も要因の一つと考えられそうだ。
個人面談でよく話す内容としては、「業務の進捗」が最も多く、以下、「会社の方針」「スキルの向上」「人間関係」「キャリア」と続いた。
「個人面談で話したい・話すべき内容はなんですか」という設問では、「業務の進捗進め方」がトップという結果は変わらないが、2番目に多かった回答が「キャリア」、3番目には「スキルの向上」と続いた。
<調査概要>
調査名 :上司・部下のコミュニケーションに関するアンケート調査
調査方法:メール送付によるアンケート調査
調査地域:全国
調査期間:2023年2月21日〜3月7日
調査対象:「Chatwork」アカウントを持つ20代~70代の男女
回答総数:1438名
調査主体:Chatwork株式会社
出典元:Chatwork株式会社「上司・部下のコミュニケーションに関するアンケート調査」
構成/こじへい