対義語
全員野球の対義語としては、同じようにスポーツのプレースタイルを仕事の進め方に例えた「個人プレー」や「ワンマンプレー」がまず挙げられる。両者はどちらも一人で物事を進めようとする点において共通しているが、それぞれニュアンスが異なる。
「個人プレー」が独自の判断によって物事を進めようとすることを意味する一方で、「ワンマンプレーは」自分の思い通りになるように行動することを指し、後者の方が自己中心的なイメージを与える。
【例文】
「個人プレーは、業務の優先順位を自分の裁量で考えることができる点で、チームプレーと大きな違いがある」
「彼は、有能だが、チームでの仕事を任せるとワンマンプレーが多くて困る」
その他にも、他人の意見に耳を貸さずに自分だけの価値観で物事を決めることを指す「独りよがり」も「全員野球」の対義語といえる。
【例文】
「彼女の独りよがりな行動は、チームワークが乱れるので注意してほしい」
全員野球の英語表現
「全員野球」と同様に、チーム一丸となって目標に向けて努力することを表す英語表現としては“do our best together”や“get together and do our best”などが挙げられる。どちらも「みんなで団結して、力を出し切ろう」といった意味で使うことができる熟語だ。
【例文】
・We must make this project a success by all means. Let’ s do our best together.
(私たちは、なんとしてもこのプロジェクトを成功させなければならない。みんなで力を合わせて、持てる力を出し切ろう)
・Let’ s get together and do our best in the today’ s baseball game.
(今日の野球の試合は、全員野球で挑もう)