「キャッシュレス決済」なる言葉が一般化する以前から、現金以外の支払い方法の一つとして普及しているクレジットカード。多くの人が財布の中に1枚は所有しているだろうが、では、どんな国際ブランドやカードが今人気を集めているのだろうか?
金融情報メディア「SMCマネーガイド」はこのほど、これまでにクレジットカードを利用した経験のある男女722名を対象に、クレジットカードの利用実態に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
国際ブランドは「VISA」、クレジットカードは「楽天カード」が最多
「発行したクレジットカードの国際ブランド」について尋ねたところ、「VISA」が48.9%と最多となり、以下、「Mastercard」(23.3%)、「JCB」(20.8%)、「American Express」(5.4%)、「Diners Club」(0.4%)と続いた。
「発行したクレジットカード」について聞いたところ、「楽天カード」が22.7%で最も多かった。以下、「PayPayカード」(10.9%)、「三井住友カード」(8.6%)、「au PAYカード」(6.4%)、「エポスカード」(3.6%)と続いた。
クレジットカードを選ぶ基準は、「年会費が無料か」と「ポイントが高還元か」が多い傾向に
「クレジットカードを発行する理由」で最も多かったのが、「年会費が無料(安い)だったから」で62.3%に達した。次いで、「ポイントが高還元率(貯まりやすい)だったから」(51.9%)、「入会特典がお得だったから」(22.6%)という結果になった。
「クレジットカードの審査結果が届くまでにかかった時間」について聞いたところ、「30分以内」(16.6%)が最も多く、以下、「3〜6日後」(10.1%)、「7日間以上」(9.6%)と続いた。
クレジットカードは毎月5~10万円利用している人が最多
「クレジットカードを毎月平均いくら利用しているか」と質問したところ、「5〜10万円」(20.8%)と回答した人が最も多かった。他方、最も少なかったのは「20万円以上」(4.8%)となった。クレジットカードの利用額は毎月20万円未満に収める人が大多数のようだ。
「現在持っているクレジットカードの枚数」について聞いたところ、「5枚以上」(28.7%)と回答した人が最も多かった。続いて、「3枚」(22.0%)、「2枚」(21.3%)となり、複数枚持っている人がほとんどだった。一方、「1枚」と回答した割合は13.2%にとどまった。
クレジットカードを「ネットショッピングの支払い」に利用する人が最も多い
「クレジットカードの利用目的」について聞いたところ、「ネットショッピングの支払い」(78.7%)と回答した人が最も多かった。以下、「買い物した際の店舗での支払い」(73.5%)、「生活費の支払い」(61.9%)と続き、日常生活でクレジットカードを使う頻度が高い傾向にあるようだ。
「クレジットカードを作ったきっかけ」について尋ねたところ、「現金なしで買い物できるから」(62.6%)と回答した人が最多だった。以下、「ポイントが貯まるから」(61.4%)、「ネットショッピングの決済のため」(57.5%)と続いた。
<調査概要>
調査方法:インターネット上での選択式アンケート
対象者:これまでにクレジットカードを利用した経験のある人
サンプル数:722(男性:361・女性:361)
調査時期:2022年07月25日〜2022年07月27日
構成/こじへい