ソニーは、4Kブラビアの新製品を発表。 6シリーズ22機種の4K有機ELテレビ・液晶テレビを4月22日から順次発売する。
ラインナップは以下のとおり。
4K有機ELテレビ「A80L」シリーズ
77V型「XRJ-77A80L」発売日5月20日/市場推定価格847,000円前後
65V型「XRJ-65A80L」発売日4月22日/市場推定価格506,000円前後
55V型「XRJ-55A80L」発売日4月22日/市場推定価格396,000円前後
↑4K有機ELテレビ「XRJ-65A80L」
4K液晶テレビ「X95L」シリーズ
85V型「XRJ-85X95L」発売日5月20日/市場推定価格990,000円前後
75V型「XRJ-75X95L」発売日5月20日/市場推定価格715,000円前後
65V型「XRJ-65X95L」発売日5月20日/市場推定価格473,000円前後
↑4K液晶テレビ「XRJ-75X95L」
4K液晶テレビ「X90L」シリーズ
85V型「XRJ-85X90L」発売日5月27日/市場推定価格605,000円前後
75V型「XRJ-75X90L」発売日5月20日/市場推定価格440,000円前後
65V型「XRJ-65X90L」発売日5月20日/市場推定価格352,000円前後
↑4K液晶テレビ「XRJ-85X90L」
4K液晶テレビ「X85L」シリーズ
65V型「KJ-65X85L」発売日5月27日/市場推定価格275,000円前後
55V型「KJ-55X85L」発売日6月10日/市場推定価格215,000円前後
↑4K液晶テレビ「KJ-65X85L」
4K液晶テレビ「X80L」シリーズ
85V型「KJ-85X80L」発売日6月10日/市場推定価格418,000円前後
75V型「KJ-75X80L」発売日6月10日/市場推定価格308,000円前後
65V型「KJ-65X80L」発売日4月22日/市場推定価格242,000円前後
55V型「KJ-55X80L」発売日4月22日/市場推定価格187,000円前後
50V型「KJ-50X80L」発売日4月22日/市場推定価格165,000円前後
43V型「KJ-43X80L」発売日4月22日/市場推定価格154,000円前後
↑4K液晶テレビ「KJ-85X80L」
4K液晶テレビ「X75WL」シリーズ
75V型「KJ-75X75WL」発売日7月15日/市場推定価格242,000円前後
65V型「KJ-65X75WL」発売日7月15日/市場推定価格187,000円前後
55V型「KJ-55X75WL」発売日7月15日/市場推定価格149,000円前後
50V型「KJ-50X75WL」発売日7月15日/市場推定価格138,000円前後
43V型「KJ-43X75WL」発売日7月15日/市場推定価格127,000円前後
↑4K液晶テレビ「KJ-65X75WL」
画質
4K有機ELテレビ「A80L」シリーズと4K液晶テレビ「X95L」「X90L」シリーズには、認知特性プロセッサー「XR」を搭載。映像処理の精度を高め、奥行、コントラスト、色表現を強化しており、よりリアリティのある高画質となる。
また、新技術「XRクリアイメージ」(※1)により、大画面で目立ちやすい放送波やネット動画などのノイズや速い動きのブレを抑制することが可能。ゾーン分割やフレーム解析によりノイズを低減し、映像の中の動く箇所を識別することで該当区分のブレを抑制し、精細感のある映像を実現する。
さらに、4K液晶テレビ「X95L」シリーズでは、「XR バックライト マスタードライブ」によってMini LEDバックライトを自在に制御する技術を搭載しているほか、「XRコントラスト ブースター」の進化により、まばゆい明るさと引き締まった黒でさらなる高コントラストの映像を映し出す。
4K液晶テレビ「X85L」「X80L」シリーズは、4K高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載しており、白飛びしやすい明るい部分や黒つぶれしがちな暗部の階調を緻密に再現し、HDR相当の映像にアップコンバートする。
加えて、4K液晶テレビ「X85L」シリーズは、新たに直下型LED部分駆動を採用。LEDバックライトを液晶パネル下に配置し、映像全体を小さなブロックに分けてコントロールすることで、明暗のきめ細やかな描写が可能で、暗いシーンでも奥行きや細部まで表現できる。
※1 「A80L」シリーズはソフトウエアアップデートにて対応予定。
音響
「X95L」シリーズは、独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ プラス」を新たに採用。従来、高音域の音を表現する「トゥイーター」を画面の裏に搭載していたのに対し、新開発の「フレームトゥイーター」はフレームの裏に搭載。
テレビのフレーム自体を振動させることで、高音域の音が画面の裏から回り込まず前へダイレクトに届くようになり、音の広がりや声のクリアさ、定位感が向上し、さらなる音と映像の一体感を実現する。
また、「A80L」シリーズには有機ELパネル自体を振動させて音を出す「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」、「X90L」シリーズには液晶テレビの画面から音が出ているかのような「アコースティック マルチ オーディオ」といった独自技術を搭載しており、大画面でも映像と音の定位感が向上する。
加えて、「A80L」「X95L」「X90L」シリーズには、「アコースティックセンターシンク」機能も搭載しており、ソニーのホームシアターシステムやサウンドバー(※2)と接続して使う場合、テレビのスピーカーをセンタースピーカーとして駆動させることができ、映像内の人の声が画面から聞こえてくるような視聴体験を提供。
さらに、ソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping(サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング)」を搭載した機器(※3)を組み合わせることで、広大な音場空間に包まれ、まるでその場にいるかのような臨場感を体験できる。
※2 対応機種:ホームシアターシステム「HT-A9」、サウンドバー「HT-A7000」「HT-A5000」「HT-A3000」。
※3 対応機種:ホームシアターシステム「HT-A9」および、リアスピーカー「SA-RS5」または「SA-RS3S」を接続したサウンドバー「HT-A7000」「HT-A5000」「HT-A3000」。
エンタテインメント機能
「X75WL」シリーズを除く全機種に、ソニー・ピクチャーズの映画を視聴できる独自のコンテンツサービス「BRAVIA CORE(ブラビアコア)」を搭載し、購入特典を利用して最新作から過去の名作映画を楽しむことが可能だ。
また、全機種が立体音響を体験できる「Dolby Atmos」に対応。「A80L」「X95L」「X90L」シリーズはIMAXシアターのような映画体験が可能な「IMAX Enhanced」もサポートする。
さらに、全機種に新たに「ゲームメニュー」を追加し、ブラックイコライザーやクロスヘアの設定、残像低減、画面サイズ調整(※4)などのアシスト機能を1か所に集約することで、ゲームプレイの設定が便利になり、より快適にブラビアでゲームを楽しめる。
そのほか、全機種にブラビア独自のPlayStation 5との連携機能を搭載。PS5が、接続されているブラビアの機種を認識し最適なHDRの値を自動的に入力する「オートHDRトーンマッピング」と、視聴するコンテンツに応じて画質モードを変更する「コンテンツ連動画質モード」で、ブラビアならではの快適なゲーム体験を実現する。
※4 画面サイズ調整機能は、ソフトウエアアップデートにて対応予定。
便利機能
全機種に、留守番中の子供のテレビの見過ぎや離れて暮らす高齢者を見守る機能「ブラビアみまもり」を搭載。テレビの使用状況をLINEで確認したり、LINE上で入力したメッセージをテレビに直接送ったりすることが可能だ。
また、環境問題への配慮として、全機種に「ECOメニュー」を追加し、省電力設定やスリープタイマー無操作電源オフなど、エコに関連する設定を1か所に集約することで、ブラビアのホーム画面から簡単にアクセスできるようになり、より手軽に省電力設定ができる。
さらに、「A80L」「X95L」シリーズには、「3-wayポジション」を採用。幅の狭いテレビ台やサウンドバーとの組み合わせなど、様々な設置環境に合わせてスタンドの設置方法を選ぶことができる。
関連情報
https://www.sony.jp/bravia/
構成/立原尚子