ご当地グルメを楽しむのもイタリア周遊の醍醐味
イタリア各地で味わいたいお手軽なB級グルメ
各地の独特なB級グルメの存在も忘れてはなりません。イタリアは地域ごとに郷土食が豊かで、お手頃なご当地ストリートフードの宝庫です。
たとえばイタリアの中部では「ピアディーナ」や「クレーシャ」と呼ばれる生地にハムやチーズ、グリル野菜などを挟んだ薄焼きパンサンドのテイクアウトが5ユーロ(約700円)程度から。
注文後に作ってくれるクレーシャ専門店
また、南部でよく食べられるライスコロッケ「アランチーノ」やシチリアの名物、牛の脾臓煮込みを挟んだパニーノ(サンドウィッチ)などは2.5ユーロ(約320円)ほどで楽しめます。
シチリア島パレルモ名物、牛の脾臓煮込み入りパニーノ「パーネ・カ・メウサ」
ここで挙げたのはほんの一例ですが、旅をしながら異なる食文化を満喫できるのもイタリアの魅力です。
スーパーをうまく活用すればパニーノにワインもプラス
目の前でスライスしてもらえるスーパーの総菜コーナー
前述のバールに行けばパニーノなどの軽食ランチもとれますが、イタリア旅行中にはぜひ現地の暮らしが見えるスーパーに立ち寄ってほしいところ。
多くのスーパーでは総菜コーナーにスタッフが常駐し、その場で好きな分だけ生ハムのスライスやチーズのカットを頼めます。
価格表示は1kg分で、生ハムだとだいたい1kg20~25ユーロ。つまり、100gお願いすれば2~2.5ユーロ(約300円)というわけです。
1kg12ユーロほどのチーズを選んで少量足すのもあり。ミニトマトのように、そのまま簡単に食べられる野菜を追加するのも良いでしょう。夏場なら250g1ユーロ(約140円)くらいです。
スーパーで具材を買って作ったパニーノ
パンも通常、量り売りで40セント(約55円)あれば1つ買えるので、生ハムとチーズを50gずつ挟んだとして、パニーノ2つで約600円。公園のベンチやビーチに腰を下ろして食べてもいいですよね。
さらに、イタリアへ来たらワインだって気軽に飲んじゃいましょう。たとえばパニーノに5ユーロかけて残り2ユーロになっても、スーパーならワインのフルボトルを買うことができます。
とはいえ、2人以上で分ける前提で、せめて1本4ユーロ(約560円)以上はかけてほしいですけどね。
予算に合わせて選べる、お値段ピンキリのイタリアワイン