ビールのおいしい季節がやってきた。まあ、ビール好きにとっては、1年中おいしい季節でもあるのだが、暑い日の仕事終わりに飲むビールは格別。ホームタップを導入しようかなと思いつつ、サブスクで量が微調整できないなど、二の足を踏んでいる人もいるのではないだろうか。そんなときにおすすめなのが、「Toffy ビアカクテルサーバー」だ。いつもの缶ビールが、まるでビアホールのような泡で飲めるとのことで、試してみた。
缶ビール1本から手軽に注げる
Toffy ビアカクテルサーバー 13,200円(消費税込み)
スタイリッシュでコンパクトな「Toffy ビアカクテルサーバー」は、電源が単3形アルカリ乾電池3本ということもあり、どこにでも置けるのが便利だ。毎秒約4万回の超音波振動で泡が作られ、グラスに注ぐことができる。しかも、ビアサーバー専用の容器に入ったビールが必要なわけではなく、缶ビールや瓶ビールをセットして飲むことができるのが便利で魅力的だ。対応している飲料サイズは、500mL以下。350mLの缶も500mLの缶もOK。さらに、500mL以下のペットボトルや瓶ビールもセット可能。特殊な形のペットボトルや瓶は使用できない場合もあるとの注意書きがあるが、大抵は円形のボトルのため、一般的なビールには、ほぼ対応していると考えて大丈夫だろう。
2本同時にセット可能
上部と下部のユニットを両サイドのロックを外し、ビールを下部のユニットにセットする。
上部のユニットにチューブがついているため、ビールの蓋を開け、チューブを注ぎ口に入れる。2本同時にセットでき、冷えたビールを保冷するための保冷剤も同梱されている。
人数が多ければ、2本セットしても、すぐにからっぽになるかもしれないが、ひとりでゆっくり飲むときには、保冷剤を入れておくと、冷えたビールを長い時間楽しめる。500mLのビールを2本セットできるため、最大1Lのビアサーバーとして使うことができる。
切り替えダイヤルで2本のボトルのどちらかを選択
まずは、ビールを2本セットして、グラスに注いでみた。レバーを手前に引いてビールを注ぎ、奥にレバーを押すと泡が注げる。ちなみに、泡が生成できるのは、ビールやビールに類する飲み物のみだ。グラスは、下部のユニットに置くのではなく、手に持って注ぐのがポイント。レバーを手前にゆっくり倒し注いでみたら、想像以上に、すでにクリーミーな泡に。最後に少し泡をプラスする感じで、奥にもレバーを倒してみた。泡が細かくなめらか。これが超音波振動のなせる業のようだ。泡が消えにくいのも、細かい泡だからだろうか。いつものビールが、よりおいしく感じられ、ご褒美感も満点。
ハーフアンドハーフもダイヤル切り替えでOK
2本の飲料を同時にセットでき、ボトル切り替えダイヤルで、右側と左側のどちらのボトルから注ぐかを選ぶことができる。350mLのビール1本だけ飲みたいときは、1本をセットして、セット下側にダイヤルを切り替えることで、1本ずつ飲むことができる。LとRの間にBLENDと表記されている。こちらは、ボトルLとボトルRから、1:1の割合で混合されて飲み物が出るようになっている。同じビールを飲む場合でも、2本飲むなら、BLENDにセットしておけば、2本分がなくなるまで注ぐことができるが、せっかくなので、ハーフアンドハーフにしてみた。
自動で、1:1にブレンドして注がれた。黒ビールやハーフアンドハーフをしばらく飲んでいなかったため、これって黒ビールがそのまま注がれたのでは?と、疑いの気持ちに。ダイヤルを変更し、黒ビールだけでも注いでみた。
ハーフアンドハーフとは、明らかに色が違う。これが、1:1でブレンドされた証拠だ。今回は、ハーフアンドハーフにしたが、オレンジジュースとビールで、ビターオレンジにしたり、トマトジュースにしてレッドアイにしたり、お好みのビアカクテルを作ることができる。
ホームパーティーで、ビールは苦手という人がいたら、カクテルにしてもいいし、ダイヤルを切り替え、ジュースだけを注ぐこともでき、スマートにサービスできそうだ。電池式なので、アウトドアにも持ち出せる。夏に向けて、ビールのアレンジを楽しんでみてはいかがだろう。
・Toffy ビアカクテルサーバー
価格:13,200円(消費税込み)
【スペック】
製品サイズ:W約110mm×H425mcm×D255mm(操作レバー含む)
製品重量:約1050g(電池・保冷剤含まず)
電源:単3形アルカリ乾電池3本(別売り)
対応飲料サイズ:500mL以下の飲料缶、ビール中瓶以下の瓶、500mL以下のペットボトル ※特殊な形状のものは入らない場合があります。
付属品:保冷剤、ユーザーズガイド(保証書含む)
文/林ゆり