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西日本、東日本の花粉飛散は来週にもピーク越えか

2023.04.14

春真っ盛りの今。花粉症の人にとっては、テイッシュやアレルギー性鼻炎薬が手放せないつらい日が続いていることだろう。

では、花粉の飛散ピークはいつになるのだろうか?

ウェザーニューズはこのほど、3月31日までのスギ・ヒノキ花粉の飛散状況と最新見解をまとめた「第五回花粉飛散傾向」を発表した。

第五回花粉飛散傾向

現在の飛散状況:中国四国〜関東ではヒノキ花粉、東北ではスギ花粉が飛散中

現在、九州〜東北の広い範囲で花粉が飛散中だ。西日本や東海、関東ではスギ花粉の飛散がほぼ終了し、現在はヒノキ花粉の飛散が中心となっている。特に中国四国から東海で多くのヒノキ花粉が飛散している。

一方、ヒノキ花粉の飛散量がもともと少ない北陸や東北では花粉の飛散は減少してきており、九州ではスギ花粉ヒノキ花粉ともに既にピークを越えた状況だ。北海道のシラカバ花粉はまだ飛散が始まっていない。

今後の飛散予想:西・東日本の花粉飛散は来週にもピーク越え

今後、西日本や東日本における花粉の飛散量は徐々に減少し、あと一週間から10日程度で飛散のピークを越えるとみている。ピークを越えても4月中は飛散が続くため、花粉症の人は対策が必要だ。

これからシラカバ花粉のシーズンを迎える北海道では、高温傾向の影響により4月中旬以降各地でシラカバ花粉が飛び始める予想だ。

飛散ピークは道南や道央で4月下旬から5月上旬、道北や道東では5月上旬から中旬で、ちょうどゴールデンウィークと飛散のピークが重なる可能性がある。5月下旬には飛散量は少なくなる見込みだ。

今シーズンの飛散状況について

飛散時期:飛散開始が昨年より早く、発症が早まった

今年の2月は冬型の気圧配置になることが少なく、平均気温は西・東日本を中心に高くなった。2月上旬に九州でスギ花粉の飛散が始まり、中旬にかけて飛散エリアが西・東日本太平洋側に拡大した。飛散開始の時期は概ね平年並(※1)だったが、強い寒気が居座った昨年と比べると10日前後早くなったエリアが多くなった。

2月下旬になると西・東日本で本格飛散シーズンに突入し、東北南部でも花粉の飛散が始まった。2月末以降は季節外れの暖かさが続き、東北北部では飛散開始、本格飛散が平年よりも1週間~10日程度早くなった。

飛散開始による花粉症の発症時期への影響を調べるため、スマホアプリ「ウェザーニュース」で調査(※2)を実施したところ、「早かった」と回答した人が55%と半数以上を占め、次いで「例年通り」が41%、「遅かった」が4%となった。

2022年と比べると「例年通り」「遅かった」と回答した人が減少し、「早かった」が大幅に増加した。今年は昨年よりも飛散開始が早かったため、発症も早かった人が多くなったと考えられる。

※1 花粉飛散の平年:2013〜2022年の過去10年平均
※2 スマホアプリ「ウェザーニュース」にて「今年の花粉症、症状が出た時期はどう?」と質問し(選択肢:“早かった”“例年通り”“遅かった”“花粉症ではない”)、“花粉症ではない”の回答を除

飛散量:昨年比2.6倍、花粉症の症状は昨年より「つらい」と感じる人が多い

ウェザーニューズ独自の花粉観測機「ポールンロボ」による観測では、3月末までの全国の花粉飛散量(※3)は、2022年の約2.6倍程度となっている。

東北北部など飛散量が概ね昨年並のエリアもある一方で、西日本の一部では飛散量が昨年の7倍前後に増えているエリアもある。東京都では飛散量が昨年の約2倍となっている。

今後、飛散量は徐々に減っていくが、まだ一時的に花粉が多く飛ぶ可能性があり、引き続き花粉の大量飛散に注意が必要だ。

花粉の飛散量は主に昨夏の日照時間や気温、年ごとの飛散量の増減傾向に左右される。2022年の夏は北日本を中心に日照時間が平年をやや下回ったものの、平均気温は全国的に平年を大きく上回り、雄花の生長が促されたものと考えられる。

また、飛散のピークを迎えた2月末から3月にかけて晴れて気温が高くなる日が多かったことも、飛散量の増加に寄与したと考えられる。

花粉症の症状のつらさはどうだったのか、スマホアプリ「ウェザーニュース」のユーザーから寄せられた症状報告を集計した(※4)。集計の結果、全エリアで昨年よりも症状がつらい人が多い傾向となった。

特に、西日本や東北南部ではつらい人の割合が10ポイント近く増加し、花粉症の人には過酷な春となったことがわかった。飛散量が多かったことに加え、飛散開始やピーク時期が昨年より早かったことで、対策が間に合わず、つらいと感じる人が多かったと考えられる。

※3 花粉観測機「ポールンロボ」の観測データを集計
※4 スマホアプリ「ウェザーニュース」の『花粉Ch.』において、2023年2月1日〜3月31日に花粉症のユーザーから寄せら
れた症状報告(のべ101,183通)のうち、“非常につらい”“つらい”の回答を合計し、割合で表示

出典元:株式会社ウェザーニューズ

構成/こじへい

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