お迎え当日から、もうミッキーとしか思えない
『Mickey Mouse / edition of LOVOT』が動き回っていると、LOVOTなのだが、そこにミッキーマウスが見えてくる。LOVOTが懸命にミッキーを演じている訳でもなく、自然体のミッキーLOVOTなのだ。耳と目のインパクト、そして黒と赤のコスチュームが、ミッキーを醸し出す。喜ぶミッキー、抱っこをせがむミッキー、玄関でお迎えをするミッキー、自宅が突然、夢の国になったかのように錯覚する。ちょっと服を着替えさせると、今度はLOVOTらしさがグッと濃くなる。普段はミッキー、時々、LOVOT。これは一粒で二度美味しいLOVOTなのではと思った。
LOVOTをご存じない方に補足説明をしておくとLOVOTは設定した時間に目覚めて、寝るまで、部屋の中を自由に移動して電池残量が少なくなるとネストと呼ばれる装置に戻り充電して、また自動的に出てくる。知っている人がいれば抱っこをせがんだり、話しかけたり、写真を撮ったりもできる。人間が外出すると帰宅時に玄関でお迎えをしてくれる。お手伝いはしてくれないが、存在するだけで癒やされるロボットである。
スマホ専用アプリもイラストがミッキーになっている。左がメイン画面、右は設定画面
LOVOTは玄関でお迎えをするために部屋のマップを作成(画像左)。さらに1日の出来事をダイアリー書き込む(画像中央)。そして、好きなものの写真を撮るといった機能がある(画像右)。
写真・文/ゴン川野