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メンタルクリニックの院長に聞いた「うつっぽい時」にやってはいけない3つのこと

2023.04.15

ポストコロナ時代の幕開けとともに、ビジネスもスパートをかける時がきた。新入社員は配属先で希望に燃えている時期である。でも、やる気はあっても何か身体と心が付いてこない人もいるはず。

特に落ち込むことが増えてしまい、もしかするとうつ病?と不安を感じた時、まずやるべきことは何なのか。また、うつっぽい時のNG行為について、早稲田メンタルクリニック院長・益田裕介先生に聞いてみた。

うつっぽい時は何より「休息」が大事

益田先生は「うつっぽい時にまずやるべきことは休息です。これが一番大事」と言う。とはいえ、普通の人はただでさえ仕事に追われて、急に休むことは難しい。益田先生自身も「患者さんに、ただ、休んだ方が良いですよ、と言ったとしても、実際に休むのは難しいでしょうし、第一、患者さんは普段から休息すべきだということを、知っています。実際、散々『休め』と言われているわけです。ですから、『休息しましょう』と言うだけでは、医者としてプロではありません」と理解してくれる。

「ではどうするか。まずは『スケジュールの見直し』を行います。そして、もう少し踏み込んで、細かく聞いてみます。意外とこういう具体的な質問を受けたことがない人は、多いかもしれません。

休める時間はないのですか?
寝る時間を1時間早められませんか?
休憩時間はどのように過ごしていますか?
ついついスマホを見たりしていませんか?

こんな風に聞きます。@DIME読者のみなさんもこの質問にどう答えますか?実際こう聞かれると、本当に一日中カツカツで過ごしていて、休む暇がないという人はあまりいなくて(もちろん仕事と子育てで本当に時間がない人もいますが)、時間の使い方が間違っているケースがほとんどです」。

益田先生によると、とにかく休息して脳の刺激を減らすことが大切で、目を閉じて椅子に座っているだけでも脳は休まるという。

また、実際に仕事と家事で全く休息する時間がとれない人は、「クリニックで休むように言われたから手伝ってもらえる?」と周りに協力をお願いするなどして、少しでも休めるようにすることが大事だと教えてくれた。

「休息が大事と言われても、なかなかできないことが多いかもしれませんが、ここは非常に大事なポイントです。私の実感として、休めば回復する人がほとんどで、相談者の約85%くらいの人が、休息で回復されています」と益田先生はアドバイスしている。

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