使う人の目的によって選ぶアプリは異なる
現在、NauNauをメインに使っているIT系ライターは、「バッテリーの減りが少ない」点を高く評価していた。スマホを何台も持ち歩いているため、普段からバッテリーが減るアプリはあまり使いたくないと言う。
NauNauは GPS以外の機能を使って位置情報を把握できるため、バッテリーの減りが少ない。ただし、GPSだけを使っている「友どこBFF」やwhooが、バッテリーをひどく消耗させるかというと、そうでもないような気がする。
また、せっかく使っていたZenlyのデータをそのまま利用したい。「友どこ」ではZenlyのデータ引継ぎサポートがある。「NauNauもZenlyからデータの引き継ぎができるよ」と別のライターから教えてもらったが、実際にはなぜか、私のスマホでは引継ぎ作業ができなかった。私の操作ミスだったのかもしれない。
位置情報アプリはそれぞれ一長一短。使う人の目的や使い方で、アプリを選択すべきだろう。私自身は「位置情報が絶対に正しく表示される」という点が一番のポイントだと考えたので、「友どこBFF」を選択した。
Zenlyが無くなった当初は、どれを選べばよいかわからず、ダウンロードも面倒だったので、「わざわざ位置情報アプリを入れなくても、もうGoogle mapで十分だろう」と思っていた。しかし、共有時間をいちいち設定したり、設定で常に位置情報をオープンにしていなければならない点が、面倒な上に不安だった。
細かな使い勝手は、位置情報の専門アプリには敵わない。そして、最終的にどこがZenlyの後継者となって行くのか、今こそ動向を見守って行きたい。
文/柿川鮎子