DIME MAGAZINE
特集に登場したミニマル思考の達人9名。数々のモノを手放してきた彼らが「残したモノ」とは？そこには取捨選択をする際の判断基準のヒントが詰まっている。
大事なのは自分軸での判断。いざ、ミニマル思考を磨く旅へ！
モノを維持・管理するためには時間とお金がかかる。だから無駄なモノを所有しているのなら、潔く手放したほうがいい。ミニマル思考の達人たちはそう考えて、持ち物すべてにおいて〝残す・手放す〟という取捨選択を繰り返してきた。「もったいない」「高かった」「いつか使うかも」。そんな気持ちに負けず、雑貨や家具、衣類から趣味の道具、思い出の品々に至るまで、途方もない回数の決断を下してきた猛者たちといえるだろう。
人によって必要なモノは異なる。ある人にはテレビは不要でも、別の人には絶対必要ということも。だから残したモノにはその人らしさが滲む。ここで紹介する9つのモノから、達人9人の価値観が垣間見えるはずだ。
自分なら何を残すか、達人たちが残したモノをヒントに思いを巡らしてみよう。そして部屋を見渡し、まず手始めにひとつ〝残す・手放す〟のジャッジを。そこからミニマル思考を磨く修行を始めてみてほしい。
大学生の時から愛用するフライフィッシングの道具
執筆家・環境保護アンバサダー 四角大輔さん
「いまだに手放せないのが、大学生から愛用してきたフライフィッシングの竿とリール。ミニマル思考とは、大切なモノを最大化するために、余計なモノを最小化すること。僕の場合、食料調達のための釣りと畑道具を最大化しています」
「釣りと畑はライフワーク」と語る四角さん。自宅ガレージには釣り&畑道具がぎっしり。
仕事の効率が上がるHHKBのキーボード
バリューイノベーション代表取締役社長 南 和繁さん
「新卒で就職して以来、『Happy Hacking Keyboard（HHKB）』の使い心地にハマり、enterキーに指が届きやすい無刻印英語配列を愛用。あまりにいいので全社員にも『HHKB Professional Hybrid Type-S』を支給しました」
無刻印だと完全なブラインドタッチが身につき、打鍵スピードが上がり仕事効率も高まる。
最小の時間で最大の成果を！仕事時間をミニマル化して自分の時間を確保するヒント
仕事時間のミニマル化 スケジュールを組む時、〝主体的〟に動く時間を最優先にする バリューイノベーション代表取締役社長 南 和繁さん 1976年生まれ。雑貨ブラン...
置き場所を変えて使い続けるDIYした棚
デザイナー Tommyさん
「一人暮らしの時にDIYで作った棚です。引っ越しを機に捨てようと思っていましたが、クローゼットに入れてみたらとてもいい感じに収まりました。新しい場所で、新しい役目を見いだしたことで、手放さずに使っています」
小物収納としてクローゼットに置かれた60×60cmの2段棚。色もうまく溶け込んでいる。
何を減らして何を増やした？ミニマリストに学ぶ1日のタイムスケジュールと時間の使い方
残業はしないと決め、仕事を効率化。確保した時間で副業にも情熱を注ぐ。 デザイナー Tommyさん 会社勤めしながら副業でYouTubeチャンネル「Tokyo S...
自宅でも大活躍のキャンプ道具
会社員・倹約ブロガー ミニマルンさん
「家族のレジャーに使うキャンプ道具は手放しません。チェアやテーブルは家の中でも兼用しています。ランタンは停電時にも使えるので何個か持っています。ちょっとミニマリストらしくないですね（笑）」
テーブルの上にあるのはバートン×ビッグアグネス×ヘリノックスの限定コラボアウトドアチェア『チェアワン』。
通勤服をミニマル化して時間と身支度のムダとコストを削減する極意
通勤服のミニマル化 「服の制服化」で時間とお金を削減する 会社員・倹約ブロガー ミニマルンさん 1990年生まれ。技術職の会社員。ミニマリスト歴2年半で、子供3...
長距離移動でも常に持ち歩く634gの富士通ノートPC
北の達人コーポレーション代表取締役社長 木下勝寿さん
「北海道と東京を1週間単位で行き来するので、ノートPCは軽さを重視して選んでいます。今使っているのは、富士通の『LIFEBOOK UH』シリーズで、重さは600g台。軽いモデルを選ぶだけでも仕事の効率が上がるのです」
写真は人気の『LIFEBOOK WU2/G2』。落下試験をクリアし、軽量性と堅牢性を兼備する。
集中するために脱デジタル！紙の本
デジタルミニマリスト・整理収納アドバイザー あやじまさん
「スマホで電子書籍を読むと、SNSに目移りしたり、メールがきたり…、気が散って集中できずストレスを感じます。紙の本は読書に集中できるのでインプット濃度や、時間の満足度が違います。この習慣は続けたいですね」
紙の本はかさばるが、スマホ読書では感じることのできない時間の濃さがあるという。
エアコンの使用を最小限に抑える電気敷き毛布
ミニマリスト ゆみにゃんさん
「電気代節約のため、真冬は『電気敷き毛布』を活用しています。電気代は8時間使用した場合、約54円。一般的なエアコンの3分の1程度までコストを抑えられるので、いろんな意味でホクホクして手放せません！」
電気敷き毛布に加え、愛犬を湯たんぽならぬ「ワンたんぽ」にしているから暖かいのだとか。
〝いいモノ〟を集めるきっかけになったダイニングテーブル
ちあき夫婦さん
「これまで約2万円のテーブルを使っていましたが、ドイツの家具ブランド・KAREの一点ものに買い替えました。高くても気に入ったものなら大切に使うと考えたのです。これは何度引っ越しをしても捨てることはないでしょうね」
天板には細かい彫刻が施されている。これに替えてから食事が、より楽しくなったという。
子供との移動に欠かせないe-BIKE
ちゃんさん
「趣味のクルマとバイクは処分したのですが、e-BIKEだけは残しました。買い物はもちろん、休日は子供を前後に乗せて近所の図書館や海岸まで遊びに行っています。ミニマル生活者のモビリティーとして最適ですね」
愛車は、『PAS Kiss mini』。遠出をする時は、レンタカーを使うので不便な感じないという。
原稿／安藤政弘、藤村はるな 撮影／田口陽介（ミニマルンさん、ちゃんさん）、Shotaro KATO（四角さん）
DIME5月号の特集は「ミニマルライフ＆ギア100」「鉄道新路線」「最新防犯家電」、特別付録は電子メモパッド付き計算機
DIME5月号の特別付録は、ミニマルサイズの超便利グッズ、「5インチ電子メモパッド付き計算機」。外出先や仕事中に、ちょっとした計算が必要になったり、メモをとる必要が生じたりすることは多いはず。そんな時に重宝するのが、小さいけど便利なこの付録。折りたたみ式の手帳型ガジェットで、片側に12桁表示の電卓、片側に約5インチの専用ペン付き電子メモパッドを搭載。
サイズは、シャツの胸ポケットに収まるコンパクトサイズで軽いのが特徴。落ち着いたブラウンカラーのボディーは、マットな質感で、見た目もお洒落。ジャケットやパンツのポケットに入れるのもよし、エプロンのポケットに入れておくのもよし、バッグにしのばせておくのもよし、デスクやクルマの収納に入れておくのもよし、いくつあっても便利なアイテムであること間違いなし。ミニマルなライフスタイルを好む人も、そうでない人もぜひこの便利なアイテムを活用してみてほしい。
■第1特集 タイパを上げる！ミニマルライフ入門
四角大輔、アブラサス南和繁社長、精神科医Tomy、人気インフルエンサーたちが実践する超時短＆効率化のミニマル思考術を大公開！ 仕事のパフォーマンス、暮らしの満足度、メンタルの充実度が劇的にアップするヒントを徹底解説!!
”タイパ”がトレンドの今、ビジネスパーソンは「ミニマル思考」に注目したい。仕事効率が上がるだけでなく、シンプルに心地よく暮らすための新キーワードだ。この春、ライフスタイルを一変させよう！
■第2特集
PC、ガジェット、家電、バッグ、ビジネス小物 春の新生活ベストバイ64
■第3特集
開業ラッシュの2023年、通勤・出張はこう変わる！鉄道新路線＆新駅＜2023＞徹底解剖！
■ENTERTAINMENT HACKS
ここまでできる！最新防犯家電のスゴ技
■HEALTH HACKS
「不治の病」がなくなる日
■短期集中連載！話題のVTuber犯罪学教室のかなえ先生
＃教えてかなえ先生
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※電子版には付録は同梱されません。
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