OMデジタルソリューションズは、リニアPCM録音も可能なICレコーダー「WS-883」と「WS-882」を4月21 日に発売する。いずれも価格はオープン。OM SYSTEM STOREでの販売価格は「WS-883」が11,000円、「WS-882」が9,350円。
↑「WS-883」
↑「WS-882」
いずれも、コンパクトサイズながら、使いやすさと充実した録音・再生機能を兼ね備えたICレコーダー。
2つのローノイズ指向性マイクを90 度の角度で外側に向けて配置した「トゥルーステレオマイク」を搭載しているのが特徴で、このマイク配置により、話者の方向や距離感までもリアルにとらえることができ、臨場感のある高音質なステレオ録音を実現する。
↑「トゥルーステレオマイク」イメージ図
また、録音時に300Hz以下の音(空調やプロジェクターのファンの音など)を自動的にカットする「ローカットフィルター」や、録音環境、発言者の人数や声の大きさなどに合わせて、録音レベルを自動調整する「ボイスチェイサー」も装備。
録音フォーマットは汎用性の高い「MP3」形式のほか、より高音質な録音が可能な非圧縮の「リニアPCM(22.05kHz mono/16bit)」形式にも対応する。
再生機能も充実しており、語学学習をサポートする「シャドーイング」や聞き取りやすい音程に変換する「ボイスチェンジャー」のほか、会議録音などで遠くの声も聞きやすくする「ボイスバランサー」や、余分な雑音を抑える「ノイズキャンセル機能」などを装備。
「早聞き/遅聞き再生」にも対応し、再生速度は0.5倍(遅く)から最大2倍(速く)まで変更可能。音声ファイルの好きな区間を自由に繰り返し再生することが可能な「ABCリピート再生」も搭載する。
使いやすさにもこだわり、リスト画面やファイル画面上で、未再生の音声ファイルに「◆」マークがつく「未再生ファイルマーキング」や、音声開始位置をマーキングする「オートインデックス」を採用。
PCから転送した音楽や語学学習のコンテンツを一括して管理できる「ミュージックフォルダ」、ポッドキャスト配信されたファイルを保管できる「ポッドキャストフォルダ」にも対応する。
さらに、microSDカード(2GB~32GB)が利用できるのはもちろん、「WS-883」には容量8GB、「WS-882」には容量4GBの内蔵メモリーも搭載。スライドレバー式のUSB端子も備え、ケーブルやソフトウェアなしで録音データの転送が簡単に行なうことができるのも嬉しいポイントだ。
↑「PCダイレクト接続」イメージ
いずれも外形寸法は111.5×39×18mm、質量は77g(電池含む)。電源は「WS-883」が単4形ニッケル水素電池2本、「WS-882」が単4形アルカリ乾電池2本。なお、「WS-883」はパソコンと接続することで、同梱の単4形ニッケル水素充電池をUSBから充電することが可能だ。
製品情報
https://jp.omsystem.com/product/audio/ws882_ws883/index.html
構成/立原尚子