最近、テレビのニュースでもよく取り上げられるクルマの盗難やいたずら被害の映像。あまりの手際のよさと巧妙な手口に驚かされるのだが、みなさんは、どのような対策をしているのだろうか?
そこで今回、「ズバット」を中心とした比較サイトを展開するウェブクルーが、「ズバット 車買取比較」「ズバット 引越し比較」「保険スクエアbang! 自動車保険」利用者を対象に『車の盗難・いたずらに関する調査』を実施。その調査結果を発表したので紹介しよう。
車両盗難、車上荒らし、いたずらなどの被害状況について
まずは、アンケート回答者1,941人のうち、車を所有している1,870人に対して、車両盗難、車上ねらい(車上荒らし)、部品ねらい、いたずらなど何らかの被害に遭ったことがあるか調査した。
Q. 車両盗難、車上ねらい(車上荒らし)、部品ねらい、いたずらなど何らかの被害に遭ったことはありますか?
「車両盗難、車上ねらい(車上荒らし)、部品ねらい、いたずらなど何らかの被害に遭ったことはありますか?」という質問に、「被害に遭ったことがある(24.2%)」と回答した人は約2割という結果になった。
さらに、「被害に遭ったことがある」と回答した451人に対して、何の被害を受けたのか尋ねた。
Q.「車両盗難、車上ねらい(車上荒らし)、部品ねらい、いたずらに遭ったことがありますか?
車両盗難、車上ねらい(車上荒らし)、部品ねらい、いたずらの被害に遭ったことがあるかそれぞれ聞いたところ、最も多かったのは「いたずら(72.5%)」だった。次に、「車上ねらい(車上荒らし)」が51.4%、「部品ねらい」が22.2%と続いた。
※車両盗難とは、車両自体が盗まれることを指す。
※車上ねらい(車上荒らし)とは、車内の荷物が盗まれることを指す。車に取り付けられた部品の盗難は含まない。
※部品ねらいとは、車に取り付けられた部品が盗まれることを指す。
※いたずらとは、「落書き・キズ・パンク」などを指す。
では、被害に遭った人は、その後どのような行動をしたのだろうか。被害が発覚した直後の対応を調査した結果を紹介。
Q.被害に対して、何かしらの対応をしましたか?
「被害に対して、何かしらの対応をしましたか?」という質問に「はい」と回答した人は、57.2%と半数以上を占めた。
Q.「被害に対して、どのような対応をしましたか?
被害後の対応として最も多いのは、「警察に被害届を出した」で85.3%。「その他」の回答には、「ドラレコを付けた」「駐車場に人感センサーライトを取り付けた」「カーセキュリティーを付けた」などがあり、起きた被害への対応だけでなく、今後被害に遭わないための対策を行った人もいた。
また、被害後に何かしらの対応をしたと回答した人に、「被害に遭った後、犯人は捕まりましたか?」と聞いたところ、9割以上の人が「犯人は捕まらなかった(92.7%)」と回答。
現在の防犯対策について
ここからは、車両盗難、車上ねらい(車上荒らし)、部品ねらい、いたずらなどの対策状態に関する調査結果を紹介。
Q.現在、車両盗難、車上ねらい(車上荒らし)、部品ねらい、いたずらなどの対策をしていますか?
では、実際にどのような対策をしているのでだろうか。車内と車外それぞれの対策として、回答が多かったものは以下の通りだった。
■車内の防犯対策(複数回答)
・駐車監視機能付きドライブレコーダーを設置:51.0%
・センサー式の警報装置や防犯ブザーの使用:45.3%
・イモビライザー(電子式移動ロックの装置)を使用:43.4%
■車外の防犯対策(複数回答)
・車から降りる際には短時間でも施錠:85.7%
・貴重品は車内に置かず、持ち歩く:74.4%
・駐車場に防犯カメラやセンサーライトを設置:35.0%
より堅い防犯対策を行うには、ある程度のお金と時間が必要。ただ、「車から少しでも離れるときは必ず施錠する」「貴重品を車内に置かずに持ち歩く」など、今すぐに始められることもある。犯罪から愛車を守るために、防犯対策を検討してみてはいかがだろうか。
【調査概要】
・調査期間:2023年2月20日(月)〜2月24日(金)
・調査対象:「ズバット 車買取比較」「ズバット 引越し比較」「保険スクエアbang! 自動車保険」の過去利用者
・有効回答数:1,941件
・男女比率:男性1,559人(80.3%)、女性357人(18.4%)、無回答25人(1.3%)
・年代比率: 20代以下 26人(1.3%)、30代 93人(4.8%)、40代 344人(17.7%)、50代 758人(39.1%)、60代 497人(25.6%)、70代 188人(9.7%)、80代以上 35人(1.8%)
・平均年齢: 56.1歳
関連情報:https://www.zba.jp/car-kaitori/
構成/土屋嘉久