30代以上の男性の3割以上が勃起力の衰えが原因で性交渉に失敗した経験あり

勃起力の衰えを感じる人は多いが、自分が「ED」だという可能性を考慮する人は少ない

「若い頃に比べて、勃起力が衰えた」「性行為中も、硬さ不足や持続力のなさが気になる」と悩む男性は多いだろう。実際、年齢を重ねると男性ホルモン量の減少や動脈硬化などの影響で、勃起力は衰える傾向にある。

そこで医療法人社団 康英会 ユナイテッドクリニックグループは、30代以降の男性202名に対して勃起力の衰えに関するアンケートを実施した。

30代以降の男性、約8割が感じている勃起力の衰えの実態

30代以降の男性の82.2％が、「昔に比べて勃起力の衰えを感じている」と回答した。年齢を重ねて勃起力の衰えを感じるのは、決して珍しくないことが分かる。

具体的に感じている変化としては、「勃起しても途中で萎えてしまう」「勃起時の硬さがない」という回答が最も多く集まった。

20代の時点で勃起力の衰えを感じる人は少数派であるが、30代に差しかかると勃起力の衰えを感じ始める人が一気に増える。勃起力の衰えを感じ始めるピークは30代後半からであった。

またこれに対し、30代以降の男性の約8割が「若い頃の勃起力を取り戻したい」と回答している。

30代以降の男性の約3割が、勃起力の衰えを原因に性交渉で何らかの失敗をしている

30代以降の男性の30.7％が、「勃起力の衰えが原因で性交渉に失敗した経験がある」と回答した。具体的な失敗経験としては、以下のようなエピソードが寄せられている。

・中折れして女性を失望させてしまった。(40代男性)
・挿入中に萎えてしまい、中断し再び勃起してから挿入しても、また萎えてしまった。(40代男性)
・最初は勃起するものの、挿入を意識したときには萎えてしまい、挿入ができなかった。(30代男性)
・勃起の継続時間が短いので、射精したフリをして、その場をやり過ごすことが毎回です。(40代男性)

30代以降の男性の多くが勃起力の衰えを実感している一方で、自分が「ED(勃起不全)」だと感じている男性は15.8％に留まった。

EDの定義は、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」。

つまり「全く勃起しない」という人に限らず、EDに該当する可能性があるのだ。EDの自覚がなくても、実際はEDを発症しているかもしれない。

EDは生活習慣の改善で治る場合もあるが、すぐにでも勃起力を取り戻したい場合はクリニックを受診するのが望ましい。

クリニックでは、勃起の促進作用があるED治療薬(バイアグラ、レビトラ、シアリスなど)を処方してもらえるので気になる人はぜひチェックしてみてほしい。

調査概要
調査方法：インターネットアンケート
調査期間：2023年2月27日～2023年2月28日
調査対象：30～60代の男性202名

関連情報：https://united-clinic.jp/

構成／Ara