第一子誕生後の運転の実態
■第一子誕生後の運転・ドライブに関する変化 1位「スピードを出さなくなった」2位「駐車場所を選ぶようになった」
第一子の妊娠・誕生前から自家用車を持っていた方827名に、第一子誕生後の運転・ドライブに関する変化としてあてはまるものを聞いたところ、「スピードを出さなくなった」(34.1%)と「駐車場所を選ぶようになった(施設出入口の近くなど)」(33.7%)が特に高くなった。
安全運転に対する意識が強まった方や、利便性の高い駐車場所を利用するようになった方が多いのではないだろうか。次いで高くなったのは、「急のつく動作をしなくなった(急発進・急ハンドルなど)」(28.8%)、「ドライブ中の休憩回数が増えた」(22.5%)、「エアコン調整をこまめにするようになった」(21.5%)だった。
男女別にみると、男性では「スピードを出さなくなった」(33.4%)、女性では「駐車場所を選ぶようになった(施設出入口の近くなど)」(41.3%)が1位となった。
■第一子出産後に運転を始めた時期 女性ドライバーの43.0%が「産後1ヵ月」と回答
自身で運転することがある女性460名に、第一子出産後、どのくらいの時期から車の運転を始めたかを聞いたところ、「1ヵ月」(43.0%)に最も多くの回答が集まり、「2ヵ月」(20.4%)や「4ヵ月〜6ヵ月」(12.2%)が続いた。
産後半年以内に運転を始めた方が多いようだが、出産方法等による体への負担の違いや様々な要因で体調の回復ペースには個人差があるため、運転開始時期に関しては医師に相談されることをお勧めする。
チャイルドシートの入手の実態
■第一子のチャイルドシートの入手方法 1位「新品で購入」2位「中古で購入」3位「親族・知人からの譲り受け(中古)」
子どもとのカーライフに欠かせないチャイルドシートについて質問をした。
全回答者1,000名に、第一子のチャイルドシートをどのように入手したかを聞いたところ、「新品で購入」(62.5%)が突出して高くなった。次いで、「中古で購入」(15.8%)、「親族・知人からの譲り受け(中古)」(11.5%)、「親族・知人からのプレゼント(新品)」(7.4%)、「レンタル」(0.4%)となった。
■チャイルドシート入手のタイミング 48.6%が「妊娠後期(妊娠8ヵ月〜10ヵ月)」と回答
では、チャイルドシートをどのタイミングで入手した方が多いのだろうか。
第一子のチャイルドシートを入手した方976名に、第一子のチャイルドシートをいつ入手したかを聞いたところ、「妊娠初期(妊娠1ヵ月〜4ヵ月)」は13.8%、「妊娠中期(妊娠5ヵ月〜7ヵ月)」は23.5%、「妊娠後期(妊娠8ヵ月〜10ヵ月)」は48.6%で、これらを合計した『第一子の誕生前』は85.9%となり、「誕生後」は13.9%だった。
■チャイルドシート選びで重視した点 1位「安全性」2位「価格」3位「タイプ」
第一子のチャイルドシートを購入した方783名に、第一子のチャイルドシートを選ぶ際、どのようなことを重視したかを聞いたところ、「安全性」(49.9%)が最も高くなり、「価格」(39.3%)、「タイプ(回転式・固定式)」(34.4%)、「取付方法(シートベルト固定・ISOFIX)」(33.0%)、「メーカー・ブランド」(30.5%)が続いた。
■チャイルドシートの表記についての認知 「最新の安全規則に適合しているものには“R129(i-Size)”が表記されていること」の認知率は36.1%
チャイルドシートには、安全基準や安全規則に適合している場合、そのことを示す表記が行われる。全回答者1,000名に、チャイルドシートの表記についての認知状況を聞いたところ、【現行の安全基準に適合しているものには“Eマーク”が表記されていること】では「知っていた」は51.3%、「知らなかった」は48.7%、【最新の安全規則に適合しているものには“R129(i-Size)”が表記されていること】では「知っていた」は36.1%、「知らなかった」は63.9%となった。
従来から用いられている“Eマーク”については知っていた方が半数を超えている一方、最新の安全基準である“R129(i-Size)”については知っていた方は3人に1人にとどまった。
第一子のチャイルドシートを新品で購入した方625名についてみると、【現行の安全基準に適合しているものには“Eマーク”が表記されていること】では「知っていた」は55.2%、【最新の安全規則に適合しているものには“R129(i-Size)”が表記されていること】では「知っていた」は40.2%となった。
■「チャイルドシートを選ぶ際、“R129(i-Size)”が表記されていることをチェックした」表記を知っていた人の85.4%
第一子のチャイルドシートを入手した方のうち、“Eマーク”“R129(i-Size)”の表記についてそれぞれ知っていた方に、チャイルドシートを選ぶ際の表記のチェック状況を聞いたところ、【“Eマーク”が表記されているか】では「チェックした」は81.0%、「チェックしなかった」は19.0%、【“R129(i-Size)”が表記されているか】では「チェックした」は85.4%、「チェックしなかった」は14.6%と、どちらの認知者においても表記を実際にチェックしたという方が大多数だった。
子どもとのドライブ
■「自身の子どもは車に乗ることが好き」82.8%
全回答者1,000名に、自身の第一子は車に乗ることが好きかを聞いたところ、「好き」は82.8%、「好きではない」は17.2%となった。
■子どもとのドライブでの“困りごとあるある” 1位「子どものぐずり」2位「子どもの様子が気になる」3位「おむつ交換の場所・タイミング」
また、第一子とのドライブでは、どのようなことに困っているかを聞いたところ、「子どものぐずり」(39.0%)が最も高くなった。ドライブ中に子どもが駄々をこね始めたり、急に機嫌が悪くなったりするなど、子どものぐずりに悩まされている方が多いのではないだろうか。次いで高くなったのは、「子どもの様子が気になる」(34.2%)、「おむつ交換の場所・タイミング」(30.3%)、「授乳の場所・タイミング」(21.3%)、「子どものチャイルドシート嫌い」(18.2%)だった。
■「マイカーに“赤ちゃんが乗ってます(BABY IN CAR)”のステッカーを貼っている」59.8%
車内に赤ちゃんがいることを周囲のドライバーに知らせるための方法として、“赤ちゃんが乗ってます”や“BABY IN CAR”といったステッカーを車に貼ることがある。全回答者1,000名に、マイカーに“赤ちゃんが乗ってます(またはBABY IN CAR)”のステッカーを貼っているかを聞いたところ、「貼っている」は59.8%、「貼っていない」は40.2%となった。
赤ちゃんとのドライブとエンタメ
最後に、“赤ちゃんとのドライブ”をテーマに、イメージに合う芸能人やキャラクター、音楽について質問した。
■赤ちゃんがぐずった際にかけたい音楽 1位「POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」
全回答者1,000名に、赤ちゃんがぐずった際にかけたい音楽を聞いたところ、「POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」(72名)が1位となりました。俳優・反町隆史さんが1998年にリリースした曲で、しばらく経ってから“赤ちゃんが泣き止む曲”としても注目された。
次いで、2位「アンパンマンのマーチ」(49名)、3位「ボス・ベイビー」(19名)、4位「とんとんトマトちゃん」(18名)、5位「きらきら星」「ジャンボリミッキー!」「とんとんとんとんひげじいさん」(いずれも10名)と、アニメや映画の音楽、手遊び歌が上位に挙がった。
■ドライブ中にぐずった赤ちゃんを優しくあやしてくれそうな芸能人 1位「明石家さんまさん」
ドライブ中にぐずった赤ちゃんを優しくあやしてくれそうな芸能人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」(35名)、2位「辻希美さん」(19名)、3位「フワちゃん」(15名)、4位「つるの剛士さん」(13名)、5位「みやぞんさん」(10名)となった。
■ドライブ中にぐずった赤ちゃんをあやすのが上手そうなキャラクター 1位「アンパンマン」
また、ドライブ中にぐずった赤ちゃんをあやすのが上手そうなキャラクター(アニメ・マンガキャラ含む)を聞いたところ、「アンパンマン(それいけ!アンパンマン)」(428名)がダントツとなり、2位「ドラえもん(ドラえもん)」(40名)、3位「ワンワン(いないいないばあっ!)」(38名)、4位「ミッキーマウス(ミッキーマウス!)」(25名)、5位「縞野しまじろう(しましまとらのしまじろう)」(14名)と続いた。
【調査概要】
◆調査タイトル:2023年 3歳未満児の子育て家庭のカーライフ実態調査
◆調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする18歳〜49歳の既婚者で3歳未満の子どもがいる、自身または配偶者が月に1回以上プライベートで運転している自家用車所有者(男性500名、女性500名)
◆調査期間:2023年2月17日〜2月21日
◆調査方法:インターネット調査
◆調査地域:全国
◆有効回答数:1,000サンプル(有効回答から1,000サンプルを抽出)
◆実施機関:ネットエイジア株式会社
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構成/土屋嘉久