Mastercard最上位クラスのクレジットカードとして高品位なパーソナルサービスを展開するLUXURY CARD(以下ラグジュアリーカード)から、同カードの利用動向を読み解いた「2022年の新富裕層の消費動向」が発表された。
2022年のラグジュアリーカード会員を見ると、職種は「経営者・会社役員・自営業」が63%、また男性が92%となっている(2022年12月時点)。
そして平均年収は、全会員で見ると2359万円となっており、昨年から見ると1.4倍高い年収層となった。
また、2022年入会者の年齢分布は20代が14%、30代が29%、40代が31%、50代が18%、60代以降が8%となり、引き続き今の時代を牽引する多くの若い世代の新富裕層に支持されていることがわかる。
2022年のラグジュアリーカード利用額は昨対比175%と過去最高額を更新
2022年の全体のカード利用額については、昨年同様引き続き右肩上がりの伸びを見せ過去最高額を更新した。
外食、バー・クラブ、百貨店等でのショッピングといった利用が昨年に引き続き多かったほか、同社ではデイリーユースにおける決済の定着、コロナによる旅行制限がなくなり国内・海外旅行の活発化、そして納税での利用が加速した結果、利用額が続伸したと分析している。
また、一人あたりのカード利用額で見ても大幅に伸びており、利用額は昨対比で61%アップの161%の結果となった。
コロナ禍が落ち着き、人々の意識が外側に向き、活動も消費も本格起動を感じさせるアクティブな1年であったと推察できる。
カテゴリー別全体利用金額から見る動向
2022年の利用金額が多かったカテゴリーTOP10は以下のとおり。
2021年17位だった鉄道がTOP10入り。「エアライン」も昨対比204%と伸びた。コロナが落ち着き、国内・海外旅行の利用の回復、またビジネス旅行が増えたことなどから影響を受けていると考えられる。
「映画・演劇」が昨対比324%と大幅な伸び。「レストラン・飲食店」は昨対比138%、「バー・ナイトクラブ」は昨対比144%の伸び。活動が活発化したことがわかる。
一方、「納税」の利用が昨対比294%と引き続き伸長した。2022年も世の中的なキャッシュレスの波でカード納税が進んだことがわかる。利用額が2020年vs2021年は昨対比530%、2021年vs2022年は昨対比294%となっていることから2年で約15倍も伸びている。ラグジュアリーカードの納税でもポイントがショッピング同様に貯まる点も支持され、利用額の伸長に影響していると思われる。
減ったのは「通信設備または通信料金」が昨対比27%減。総務省が発表した「モバイル市場の公正な競争環境の整備に向けたアクション・プラン」に響き、各キャリア会社が料金を下げていたことが影響しているようだ。
<調査概要>
【調査1:ラグジュアリーカード利用データ調査】
調査対象期間:2022年1月1日~2022年12月31日
調査対象:期間中のラグジュアリーカード(チタンカード、ブラックカード、ゴールドカード、ブラックダイヤモンド)会員 ※人数非公開
【調査2:カード利用の変化に関する会員アンケート】
調査対象期間:2023年3月17日~2023年3月21日
調査対象:期間中のラグジュアリーカード(チタンカード、ブラックカード、ゴールドカード、ブラックダイヤモンド)会員 計1,266名
関連情報
https://www.luxurycard.co.jp/
構成/清水眞希