アシックススポーツ工学研究所の知見によりフィードバック機能を強化
スマートフットウェアを中心としたウェアラブル機器や、スマートシューズプラットフォームを展開するORPHE(オルフェ)は、アシックス製ビジネスシーン向けスマートシューズRUNWALK ORPHEの一般販売を開始した。価格は61,600円(税込・同社オンラインストア価格)。
このビジネスシューズは小型軽量の専用センサーをシューズ内に搭載できる仕様となっており、靴に搭載した状態で歩くことで地面に着地する際の足の角度などの歩行データを取得。専用アプリケーション上にスコアを表示する。
またスマートフォンに搭載されているヘルスケアアプリの歩数データ、移動距離、歩行時間と連携することで、より正確なスコアリングができる。
そしてアシックススポーツ工学研究所の知見によって身体の状態だけではなく、心身の状態をスコアリング化して、スコア改善方法の提案をスマートフォンアプリ上に表示する。
アシックスとの共同開発により、歩行データの取得だけではなくアシックススポーツ工学研究所の知見に基づいたデータの可視化ならびにフィードバック機能を強化した。
そんな先行販売のみで提供していたRUNWALK ORPHEが、ORPHEオンラインストア、アシックスオンラインストア、一部直営店舗(アシックスランウォークギンザ/アシックスウォーキング LINKS UMEDA/アシックスウォーキング 八重洲地下街/アシックスウォーキング 名古屋ユニモール)で購入可能となった。
発売に際して同社では、「ウェルビーングという言葉に代表されるように心身の健康が社会的に重要視されている昨今、スマートウォッチやスマートリングの心拍データだけではなく、スマートシューズから取得できる足の動きのデータも心身の健康を測る上で重要な指標になると我々は考えております」とコメントしている。
iOSだけではなくAndroid端末にも対応
また、iOSだけではなくAndroid端末にも対応し、より消費者にとって身近な製品にもなった。
取得される歩行データは既にモーションキャプチャーとの比較において精度が実証されており、従来は空間的(機器を設置するスペース)・時間的(機器の準備をしたり計測後の解析をしたりする時間)に多くのリソースを割く必要があった歩行データ計測を、簡便かつ短時間に実施することができる。
シューズ素材にはクッション性と反発性を併せもつ「SpEVA」ミッドソール、かかと部には軽量の衝撃緩衝材「fuzeGEL」を搭載し、日常履きにおける足の負担を軽減。ビジネスシューズとしての機能も充実している。
関連情報
https://orphe.io/runwalk-orphe
構成/清水眞希