新型コロナウイルスの感染拡大に伴い進んだ新入社員研修のオンライン化。しかし、新規感染者数の減少傾向が続き、さらに3月13日からはマスク着用が「個人の判断」とされるなど、コロナ禍が収束ムードに向かう今、オンラインの新入社員研修を実施する企業はどれくらい存在するのだろうか?
manebiはこのほど、全国の2023年入社の新入社員研修に関わる人事・教育担当者439名に対し「2023年の新入社員研修」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
前年と比べ「対面研修」が+12.2%、「オンライン研修と対面研修を併用」が+7.2%増加
「Q1. 2023年の新入社員研修はどのような形式で実施予定ですか?」という質問に対し、「オンライン研修」が前年の34%から14.6%に減少(-19.4%)、「オンライン研修と対面研修を併用」は29%から36.2%(+7.2%)に、「対面研修」は37%から49.2%(+12.2%)に増加した。
今後も「オンライン研修」または「オンライン研修と対面研修を併用」を継続する企業は8割以上
Q1.の質問で「オンライン研修」「オンライン研修と対面研修を併用」と回答した人に、「Q2.今後、新入社員研修はオンラインで続けていく予定ですか?」と質問したところ、「オンライン研修を実施する」は17.0%、「オンライン研修と対面研修を併用していく」は66.8%、「新型コロナウイルスが終息すれば対面に戻す」が16.1%という結果となった。
効果的だと思う新入社員の研修形式は「対面研修」と「オンライン研修と対面研修を併用」
「Q3.新入社員研修はどのような形式での実施が効果的だと思いますか?」という質問に対して「オンライン研修」は9.3%、「オンライン研修と対面研修を併用」は41.0%、「対面研修」は49.7%という結果となった。
2023年の新入社員研修は、リアルの交流会を増やす、マスクの着用義務をなくすなど、コロナ規制が緩和
Q1.の質問で「対面研修」「オンライン研修と対面研修を併用」と回答した人に、「Q4.新型コロナウイルスの感染防止対策緩和により、2023年の新入社員研修から変更するルールはありますか?(複数回答)」と質問をしたところ、最も多い回答は「リアルの交流会を増やす(53.3%)」、次いで「マスクの着用義務をなくす(39.2%)」、「出社回数を増やす(31.5%)」となった。
今後取り入れるといいと思う研修は「SDGs」と「自己のキャリアプラン」
「Q5.今後、新入社員研修で新たに取り入れると良いと思う研修は何ですか?(複数回答)」という質問に対しては、「SDGsについて(44.0%)」が最も多く、次いで「自己のキャリアプラン(42.1%)」となった。
<調査概要>
調査内容:2023年新入社員研修に関する調査
調査方法:インターネット調査(調査ツール:freeasy利用)
調査実施日:2023年3月14日 ~2023年3月14日
有効回答数:439
調査対象者:2023年新入社員研修に関わる人事担当、教育担当者
※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合がある。
出典元:株式会社manebi
構成/こじへい