会食時の感染リスクを「まったく気にしない」人はまだ1割強
2023年3月13日より、厚生労働省の発表にてマスクが義務ではなく自由意志での着用となり、「With コロナ」のライフスタイルが本格化してきた。ノーマスクで過ごす人を見かける機会が増えてきたが、会食でのマスク着用意識はどうなっているのだろう。
そこでユーグレナは、20代~60代の働く男女1000人を対象に、歓迎会が増える今の季節の会食でのマスク着用状況や感染対策について意識調査を実施した。
いまだ9割の人が、必要に応じて会食時のマスクを着けている
歓送迎会シーズンのマスクの着用について質問したところ、「マスクは常に完全に外している」という人は10%で、「必要に応じてつけている」という人が90%と、まだ大半の人がマスク着用の習慣を完全にはやめていないことが判明。
上司や取引先、義両親など、人間関係上の外圧で、飲食時に限らず“マスクをはずさざるを得ない状況”も想定される。
その際の対応としては、「自分の意志を貫きマスクを外さないようにする」が最多で27.8%、次点が花粉症や風邪気味であるなど、「当たり障りのない嘘をついてマスクをつける」で26.9%と、まだマスクを外さないようにしている人が合わせて54.7%を占めた。
また、「気まずいので不安だが仕方なくはずす」(17.1%)と、不安で不本意ながら周囲に合わせて外すという人も。
全体の7割弱が何らかの物理的な感染対策を講じている
会食に対する姿勢については、「内心コロナ感染が不安なので行かない/参加しても早めに帰る」という人が37.7%と最多で、次いで「日頃から免疫力を高めておく努力をする」という人も31.3%と3割強いた。
全体の7割弱(67.6%)が、何らかの“物理的な”感染対策(「内心コロナ感染が不安なので行かない/参加しても早めに帰る」、「歓送迎会後の感染ケア(うがい手洗いや最低限の配慮)だけはする」、「感染リスクが高そうな人から離れる」、「広い店、換気のいい店などの希望を伝える」)といった策を講じていることも判明。
対し、「感染リスクはまったく気にしない」(13.2%)、「割り切って楽しむ」(11.7%)と、感染を意識しないという人はいまだ1割強程度と少数派である模様。
会食の際、何らかの物理的な感染防止策を講じていている人のうち86.5%は、日頃からの免疫対策はしていない
しかし、(図3)の“物理的な”感染防止策を講じている人(676人)の中で、さらに「日頃から免疫力を高めておく努力をしている」を抽出すると、わずか91人(13.5%)にとどまっていた。
その場でできる物理的な感染対策への意識は高いながら、日頃から自身の免疫力それ自体を底上げしておくという意識は希薄なようだ。
構成/Ara