首都圏を走る様々な鉄道。その中で、もっとも住み心地の良い沿線はいったい何になるのだろうか?
大東建託はこのほど、首都圏の117沿線居住の168,903名を対象に、居住満足度調査としては過去にない大規模な本格調査を実施し、今回4回目となる沿線ランキング「いい部屋ネット 街の住みここち沿線ランキング2022<首都圏版>」として集計および発表した。
街の住みここち沿線ランキングトップは、2年連続で東急東横線(代官山~多摩川)
1位は、2年連続で東急東横線(代官山~多摩川)。2位は東急目黒線(不動前~多摩川)(昨年3位)、3位は東急大井町線(大井町~二子玉川)(昨年7位)となった。トップ3の沿線は全て東急線で、いずれも偏差値70台の極めて高い評価を得ている。
因子別では、生活利便性・行政サービスの評価が高い沿線が上位
「生活利便性」因子の1位は、昨年に引き続きみなとみらい線(横浜~元町・中華街)で、唯一偏差値80台の極めて高い評価を得ている。2位は「街の住みここち沿線ランキング」で1位の東急東横線(代官山~多摩川)。トップ10の沿線のうち9沿線が、「街の住みここち沿線ランキング」でもトップ10に入っている。
「交通利便性」因子の1位は、東急田園都市線(池尻大橋~二子玉川)だ。トップ10の沿線のうち7沿線が、「街の住みここち沿線ランキング」でもトップ10に入っている。
「行政サービス」因子の1位は、ブルーライン(あざみ野~北新横浜)で、唯一偏差値70台の極めて高い評価を得ている。
「静かさ治安」因子の1位は、小田急多摩線(新百合ヶ丘~唐木田)で、唯一偏差値70台の極めて高い評価を得ている。トップ10内には、北総線(新鎌ヶ谷~印旛日本医大)・京成千原線(千葉中央~ちはら台)など千葉県の沿線もランクインしている。
「親しみやすさ」因子の1位は東急目黒線(不動前~多摩川)、2位は東急東横線(代官山~多摩川)で、「街の住みここち沿線ランキング」では順位が逆なものの、トップ2にランクインしている沿線だ。トップ10には、東急沿線が6沿線ランクインしている。
「物価家賃」因子の1位は、JR五日市線(拝島~武蔵五日市)で、唯一偏差値70台の極めて高い評価を得ている。
「自然観光」因子の1位は、江ノ島電鉄線(鎌倉~藤沢)だ。トップ3の沿線は、3年連続で同じ顔ぶれで、神奈川県の海沿いの観光地を通る沿線の評価が引き続き高い評価となっている。
「防災」因子の1位は、千葉県内を通る北総線(新鎌ヶ谷~印旛日本医大)だ。
平均家賃相場は、昨年同様1位の東急東横線(代官山~多摩川)が最も高い10.4万円
1位の東急東横線(代官山~多摩川)の平均家賃相場は10.4万円で、トップ30の沿線の中で最も高い家賃となっている。一方、トップ10にランクインした沿線の平均家賃相場は9万円台だが、7位のブルーライン(あざみ野~北新横浜)は平均家賃相場が唯一7万円台となっており、上位にランクインしている沿線の中では比較的コストパフォーマンスの良い沿線と言えそうだ。
出典元:いい部屋ネット 街の住みここち沿線ランキング2022<首都圏版>
構成/こじへい