暖房器具の使用頻度が高くなる真冬は、電気代が高くなりがち。それに今冬は、燃料価格の高騰も相まって、例年以上に電気代がかさんでしまった人も多いのではないだろうか?
日本トレンドリサーチはこのほど、ナチュラルハウスと共同で、現在一戸建てもしくはマンションに1~4人で住んでいる全国の男女1341名を対象に「電気代」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。
電気代は月いくらかかっている?
電気代が月にいくらかかっているかを住まい・暮らしている人数別にまとめた。
まずは、一戸建てに住んでいる人を対象に調べたところ、一戸建てに一人暮らししている人の60.9%は、今年の1月の電気代が1万円未満と回答している。また、一戸建てに2人以上で暮らしている人のほとんどが一万円を超えていた。
次に、マンションに住んでいる人を対象に調べたところ、マンションに一人暮らししている人の81.4%は、今年の1月の電気代が1万円未満と回答している。一戸建てと比べると、全体的に電気代は安い傾向にあるようだ。
71.1%が、電気代を節約するために工夫していることが「ある」
2人暮らしの人のみを対象に「昨年の1月と比べて電気代がどうなったか」と質問したところ、一戸建住まい、マンション住まいともに9割以上の家庭で、昨年より電気代が高くなっていることがわかった。
また、一戸建て住みの45.0%、マッション住みの48.6%の人が「去年より1.1~1.3倍ほど高くなった」と回答している。
「電気代を節約するために工夫していることはあるか」と質問したところ、71.1%の人が「ある」と回答した。具体的に工夫していることは何かと自由回答形式で尋ねたところ、次のようなコメントが寄せられている。
・こまめにスイッチを切る、エアコンの設定温度を下げる(70代・男性)
・使わない機器のコンセントは抜いておく。照明はまめに消す。(60代・男性)
・早寝早起きで夜更かしをしない。(80代・男性)
・温度計を見てエアコンをつけるか、判断している。(50代・男性)
・トイレの便座に温かいクッションをつけている(便座の温めは切っている)(70代・女性)
・省エネ家電への切り替え、暖房機の温度設定を変えるなどです。(50代・男性)
・電気のスイッチはこまめに切るようにしています。また、余分な電気はできるだけ使わないようにしています。(60代・男性)
・炬燵の代わりに電気毛布やケットを使っている。風呂の時間をバラバラにせず順に入って行くようにする。(60代・男性)
出典元:日本トレンドリサーチとナチュラルハウスによる調査
構成/こじへい