医療機関・クリニックの開業/運営支援を行なう社IDEAは、全国の20代~60代男女に、「コロナウイルス5類移行後に関するアンケート調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
今回は新型コロナウイルス(COVID-19)が、感染症法上の位置づけで2類から5類に移行するタイミングにおいて、「行動的」および「心理的」変化があるのかについて調査したものだ。
コロナウイルス5類以降後の”行動”について
コロナウイルスが5類移行後にやりたいことがあるかを聞いたところ、「ある」は31.7%、「ない」44.6%、「わからない」23.7%となった。
コロナ禍では行動制限により抑圧されていたものの、5類移行はやりたいことを行動に移す大きなきっかけにはなっていないようだ。
属性別に見ても大きく変わりはないものの、「経営者・役員」が、やりたいことが「ある(45.0%)」トップ、「学生」が、やりたいことが「ない「50.0%」でトップとなり、「経営者・役員」にとっては大きなきっかけとなっているものの、比較的自由度の高い学生にとっては、きっかけになっていないということがわかる。
コロナが5類となり緩和された後、やりたいことはありますか? n=3,000人
【全体】
【経営者・役員】
【学生】
やりたいことは「旅行」が85.4%でトップ
続いて、やりたいことが「ある」と回答した人へ、具体的にやりたいことを聞いたところ、属性関係なく「旅行」が85.4%でトップとなった。
職業別で「やりたいことがある」と回答した割合がトップの「経営者・役員」も、やりたいことは「旅行」がトップで、ポイントも88.9%と全体よりも高めになている。
また、経営者・役員においては、「大人数での宴会・パーティー」の割合も、「全体(25.6%)」に対し、「経営者・役員(44.4%)」と、高い結果が出た。
さらに「やりたいことがない」の割合が最も高かった「学生」においては、「旅行(60.0%)」が全体より大幅に低い割合だったのに対し、「大人数での宴会・パーティー」が40.0%と、経営者・役員に次いで高く、全体の数値と比べ大幅に高い結果となっている。
やりたいことを選択肢の中から教えて下さい(n=950人)
やりたいことを行う予定は「未定」が43.8%で多数
次に、やりたいことを行う予定があるかを聞いたところ、属性関係なく「未定」が43.8%で1位だった。
行なう予定が決まっている時期で多かったのは「3か月以内」で16.6%。
属性に関わらず、多くの人が「やりたいことがある」にも関わらず、時期は「未定」であることが判明した。
やりたいことは現在予定されていますか? n=950人
コロナウイルス5類移行後の心理的変化「なし」は5割超
コロナウイルスが5類に移行するにともない、気持ち・心理的に変化があるか聞いたところ、全体では「ある」23.8%、「ない」58.8%、「わからない」17.4%だった。
前述の “行動”同様、コロナウイルス5類移行は多くの人にとって、あまり大きな変化を与えないことがわかる。
また、“行動”においては、全体と比較したときに違いが見られた「経営者・役員」においても、“気持ち・心理的”には全体とあまり違いはなく、「ある(30.0%)」「ない(55.0%)」という結果になった。
コロナが5類になることで、気持ちに変化はありますか? n=3,000人
【全体】
【経営者・役員】
「自身のメンタル(29.0%)」と「余暇の過ごし方(28.8%)」が高ポイント
コロナウイルス5類移行において、気持ち・心理的に何に一番影響があるか聞いたところ、属性問わず「自身のメンタル」と「余暇の過ごし方」に多くの回答が集まった。
気持ちに変化が出ることで何に一番影響がありそうですか? n= 715人
調査概要
調査名/コロナウイルス5類移行後に関するアンケート調査
調査対象者/全国の20~60代男女
有効回答数/3,000
調査期間/2023年3月9日(金)
調査方法 /インターネット調査
関連情報
https://www.ideajapan.com
構成/清水眞希