ソフトウェア開発のプロセスを自動化する開発プラットフォーム「Jitera」を提供するJiteraは、20〜50代のエンジニアを対象に「ChatGPTに関する調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
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ChatGPTを利用したことがあるエンジニアは約3割
OpenAIを利用したことがあるか聞いたところ、約3割が「ある」と回答した。また、2割超のエンジニアがChatGPTというサービスを知らないことも判明した(n=529)。
7割以上が自社サービスとChatGPTを連携させたいと回答
自社サービスにChatGPTやその他LLM、生成AIと呼ばれる技術を連携及び活用したいか聞いたところ、7割以上が連携させたいと考えていることがわかった(n=282 / ChatGPTが関与しうるサービスに携わっているエンジニア)。
サービス連携で最も心配なことは「セキュリティやプライバシーの問題」
自社サービスにChatGPTやその他LLM、生成AIと呼ばれる技術を連携及び活用する際にどのようなことが心配かを聞いたところ、「セキュリティやプライバシーの問題」が66.1%で最多となった。
以下、「開発にかかる予算」が41.0%、「コーディングの工数」が38.3%と続いた(n=227 / 自社サービスとChatGPTを連携させたいエンジニア)。
<自社サービスとChatGPTを連携させたくないと回答した理由>(n=55)
・セキュリティ面が不安:47.3%
・精度が不安:36.4%
・費用がかかるため:16.4%
・開発工数がかかるため:5.5%
・必要性を感じない:30.9%
サービス連携の課題は「セキュリティ面」「精度の向上」
自社サービスにChatGPTやその他LLM、生成AIと呼ばれる技術を連携及び活用する際にどんな課題があるか聞いたところ、「セキュリティ面」が43.9%で最も多く、「精度の向上」が41.6%と続いた(n=529)。
<ChatGPTやその他LLM、生成AIの活用メリット>(n=529)
コスト削減:47.6%
ユーザーエクスペリエンスの向上:33.3%
顧客満足度の向上:20.8%
その他:2.1%
メリットはない:32.5%
ChatGPT等の生成AIがエンジニアに与える影響について
〜AIが発達することのメリット〜
・33歳男性:エンジニアがより高度な技術の習得や管理に時間を割けるようになる。
・46歳男性:コードの自動生成による開発効率の向上。
・55歳男性:IT関連の技術者が増える可能性がある。
・47歳男性:ルーティン作業を自動化することで人件費が削減できる。
〜AIが発達することのデメリット〜
・58歳男性:AIに頼りすぎて技術レベルが下がらないか心配。
・32歳男性:エンジニアの仕事を奪っていく。
・28歳男性:ブラックボックスな部分の増加。
調査概要
調査名称/ChatGPTに関する調査
調査機関/FASTASK
調査対象/全国の20~50代のエンジニア
調査方法/ Webアンケート
調査期間/2023年3月20日〜2023年3月23日
有効回答数/529件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります。
関連情報
https://jitera.com/
構成/清水眞希