高速道路を使って出かける時に、停止表示機材(三角表示板)の用意ができているか確認していますか? 今回は、非常時や緊急時に必要となる停止表示機材の必要性や積載しておく時の注意点などについて解説します。車を所有している方だけでなく、レンタカーやカーシェアを利用する方も知っておいて損がない内容となっていますので、一度ご覧になってください。
停止表示機材(三角表示板)とは?
停止表示機材とは、三角表示板とも呼ばれる機材で、事故や故障など、トラブルが起きた時に後続車へ停止していることを知らせるために必要なアイテムです。また、高速道路を走行する際には、用意しておかなければなりません。
道路交通法第108条の28の4の規定に基づき国家公安委員会が作成している「交通の方法に関する教則」には、「高速道路上で故障などによって停止する時は、停止していることを表示する停止表示器材を置かなければなりませんので、前もって準備しておきましょう。停止表示器材は、努めてTSマークの付いたものを使いましょう」と記載されています。
一方、一般道では停止表示機材(三角表示板)の用意が必須ではありませんが、一般道を走行する時も停止表示機材を用意しておくことをおすすめします。その理由は、事故や故障などが発生した時に、後続車に停止していることをいち早く気づいてもらうために、停止表示機材(三角表示板)が有効だからです。
もし、車両の故障によってライトの灯火ができない場合に停止表示機材(三角表示板)がなければ、停止していることに後続車が気づくのが遅くなり、追突されてしまう可能性が高くなります。二次事故を防ぐためにも、停止表示機材は用意しておくと良いでしょう。
停止表示機材(三角表示板)が搭載されている車と装備されていない車がある
(筆者撮影)
後続車に停止していることをいち早く気づいてもらうために必要な停止表示機材(三角表示板)は、標準装備されている車とオプション設定になっている車があります。
特に国産車はオプション設定となっているケースが多く、自分で用意しなければならないケースがほとんどです。一方、輸入車の多くは標準装備されている場合が多いものの、車種によっては装備されていないことがあります。
そのため、車を購入した時は、停止表示機材(三角表示板)が装備されているか確認しましょう。もし、装備されていない場合には、法律の基準を満たしている停止表示機材(三角表示板)を購入しておくことをおすすめします。
停止表示機材(三角表示板)は、ディーラーオプションで購入すると約3000円~約4000円の価格設定になっていることが多いようです。一方、インターネットやカー用品店などで購入すると約1000円〜約2000円で買うことができます。
万が一の時のためにも、停止表示機材(三角表示板)は用意しておきましょう。