中国香港、韓国とマレーシアの訪日客が全体の成長をけん引
グローバル・クロスボーダー電子決済およびマーケティングソリューション「Alipay+」を運営するアントグループは、Alipay+通じた3月(※)の訪日観光客の消費金額が、2022年10月と比較して4倍以上に増加したと発表。
中でも中国香港、韓国とマレーシアの訪日客消費金額の増加率が大きく、全体の成長をけん引していることがわかった。
押上にあるくら寿司・グローバル旗艦店のセルフレジにて、Alipay+で食事代を支払う訪日観光客
Alipay+のパートナーであるKakao Pay(カカオペイ)によると、3月(※)韓国からの訪日観光客の消費金額(Kakao Pay経由)は2022年10月に比して、9倍に増加した。
最も多くの消費活動がなされた都道府県は、北海道、千葉県、東京都、大阪府、福岡県であり、特に総合ディスカウントストアや主要国際空港の免税店、アウトレットモールが人気だったという。
また、Touch ‘n Go eWalletによると、マレーシアからの訪日観光客に人気な観光地として上位にあがったのは北海道、千葉県、東京都、京都府、大阪府だった。
昨年10月と比較して3月(※)のマレーシアからの訪日観光客による消費金額(Touch ‘n Go eWallet 経由)は8倍に増加した。
定番の買い物スポットであるコンビニエンスストア、総合ディスカウントストア、百貨店やアウトレットモールと並んで、白川郷も人気を集めた。
中国香港からの訪日観光客が最も多く買い物をした都道府県は東京都と大阪府に続き、地理的に近く訪れやすい福岡県だった。また、アウトレットモール、百貨店、家電量販店での消費活動が盛んな傾向も見られた。
ゲームセンターでのAlipay+決済
※データ集計期間は3月1日から3月24日まで。
関連情報
https://alibaba.co.jp/service/alipay/
構成/清水眞希