【3月18日開業】うめきた新駅(JR大阪駅地下ホーム)
新大阪駅と大阪環状線とを結ぶ東海道支線が経路変更と地下化とで大阪駅に乗り入れた。うめきた新駅は大阪駅地下ホームと呼ばれ、関西空港・紀勢線・おおさか東線方面との間で直通ルートが初お目見えする。
うめきた新駅と既存の大阪駅との位置関係を示したイメージパース。地上の大阪駅各ホームとは地下連絡通路で結ばれ、合わせて新しい改札口となる西口が設けられたことがわかる。
うめきた新駅とは
JR大阪駅の西北西に設けられた地下駅で、貨物駅跡地を都市再開発したうめきたエリアに位置する。うめきた新駅へは新大阪寄りに設けられたうめきた地下口をはじめ、地上の大阪駅とを結ぶ地下通路経由でもアクセス可能だ。また、地下連絡通路へは今回の開業を機に設置された西口から行き来でき、この西口は地上の大阪駅各ホームとも直結する。地下駅の真上は駅前広場や各方面への連絡デッキ、地上3階建ての商業施設がただ今建設中だ。
関西一のターミナル、大阪駅を通る新線でもあり、うめきたエリアへの玄関口でもあるうめきた新駅。このため、JR西日本は同社が持つ未来のビジョンをふんだんに盛り込んだ。駅設計に当たってのコンセプトは「『あなた』が笑顔になる駅」だ。デジタル技術を活用したインタラクティブな空間となることを目指し、1対1での伝達を見据えたコンコース階のデジタル案内など先進的なシステムが採用された。
日本初の技術が満載の新ホーム
自動顔認証改札機
顔画像とIC定期券情報とを事前に登録し、改札通過時に顔を見せるだけで通過できるシステムが導入となった。新大阪駅との間の利用者を対象にした実証実験が当面の間実施される。
フルスクリーンホームドア
ホームには様々なタイプの車両が停車する。そこで、扉とともに戸袋部分も動かせる世界初のホームドアが導入された。機器部分が上部に設置されてすっきりしているのも特徴だ。