イタリアの伝統菓子「マリトッツォ」のブームが火付け役となり「カンノーロ」や「バクラヴァ」など、世界の郷土菓子が日本で熱を帯びつつある。そんな中、最近注目を集めつつあるのがブラジルのプリンである「プジン」だ。今回は「プジン」の魅力について掘り下げてみたい。
「プジン」は次のスイーツトレンド?
老若男女から愛され続ける「プリン」。一時期は、口に入れたらあっという間に溶けてなくなるような、柔らかい食感がウリのものが多かった。しかし、最近のプリンのトレンドは、柔らかいものから固めへと移行している。
ドラマ「silent」でも“固め”のプリンが話題になった。ブラジルプリンの「プジン」も、まさに固めのプリン。現在注目の海外の郷土菓子であることに加え、固めプリンであるという、ふたつの“流行る要素”が備わっているのだ。
「プジン」とはどのようなプリンなのか?
最近は個性ある色々なプリンが多くの飲食店で提供されている。レシピなどを調べてみると、ブラジルのプリンである「プヂン」の特徴は、練乳(コンデンスミルク)を使うところにあるようだ。実際にどのような味や食感がするのか気になるところだ。
さまざまなプリンの食べ歩きを行なっている「ぷりんちゃん」に、プジンの特徴や魅力について聞いてみた。
ぷりんちゃんは大学生の頃からプリン巡りを開始。(現在は社会人1年目)多いときで月に5~7個のプリンを食べ歩くという。ブラジルプリンの「プジン」を提供しているショップは、都内でもまだまだ少ないんだとか。
「今までに、3店舗でプジンを食べました。ブラジルプリンは、砂糖ではなく練乳を使用しているため、プリンの甘さに違いがあります。また、プリンの下にココアのスポンジがあるのも特徴的です。形も大きなドーナツ型を切り分けるスタイルだったりするのが印象的です」
ぷりんちゃん曰く、プジンの魅力はスポンジ部分とプリン部分を一緒に食べることで、スポンジのほろ苦さとプリンの甘さが合わさって普通のプリンとは一味違った「苦甘」を楽しめるところなんだとか。
都内では清澄白河の【TOKAKU coffee+】や、
学芸大学の【ロマンズレコードカフェ】で提供しているとのこと。