ビジネスシーンで加速するペーパーレス化。ペーパーロジック社の調査結果によれば、東京に本社を置く企業のうち62.5%が2023年度において「ペーパーレス化システム導入のための予算配分」を予定しているとか。そんなビジネスシーンで活用したいE Ink搭載のタブレットを厳選した。
もはや常識!ビジネスシーンで加速するペーパーレス化
テックライター 太田百合子さん
電子ペン、スマホに取り込めるメモ帳や手帳、電子ペーパー、ペンタブレットなど、アナログ×デジタルなガジェットを多数所有する。
太田 電子帳簿保存法などの関係で、ビジネスシーンでペーパーレスの機運が高まっています。
タジリ 電子印鑑やクラウドでサインをする仕組みも整ってきました。例えば、アドビが展開している「Acrobat Sign」はマイクロソフトが推奨する電子サインソリューションで、WordやExcelなどのアプリとスムーズに連携しますし。そういった事情なども考慮して、紙のノートをやめてペーパーレスにしようとした場合、例えば『iPad』と『Apple Pencil』だと、最低でも6万5000円は必要……。
太田 それなら6万円以下で買えるE Ink搭載タブレットがいいですよ。『iPad』のように動画を見たり、ゲームをしたりとマルチには使えないものの、その分、読み書きに集中できることから、ビジネスユーザーに人気です。
タジリ 書き心地が紙に近いので、アイデアを整理する時など、手書きしたいシーンでノートとして使うのには最適ですよね。ノートだけでなく、ビジネス書籍や資料をデータとして一緒にまとめて持ち歩けるのもいいかも。
太田 小型スキャナーを携行し、名刺やパンフレットをどこでもデータ化できる環境を整えるのもあり。ペーパーレス化の加速で、E Ink搭載タブレットは、ますます人気が出そうです。
バッグからサッと取り出せる450g以下の軽量モデル
書き味は紙みたいにやわらか!
テキストデータに変換できる!
PDFへの転記もできる!
ペンで書いて覚える、考える、整理するといったことをデジタル化できるE Ink端末は、何よりも書き心地が秀逸。適度に筆記の摩擦があり、鉛筆やペンで紙に書いているような感覚だ。書いた内容をテキストデータに変換したり、取り込んだPDFに文字を書き加えたりできるので、様々な仕事で重宝する。