応募件数の目安、「2~5件」が39.8%、「良い条件の求人があればすべて応募したい」が29.2%
求人に応募した人に、今回の求職活動期間の中で、求人に応募する件数の目安があるかどうか聞いた。全体では、「2~5件」が最も多く39.8%、次いで「良い条件の求人があればすべて応募したい」が29.2%、「1件だけ」が25.0%、「6~10件」が3.8%、「11件以上」が2.2%となった。
「1件だけ」を選んだのは全体の4分の1で、4分の3は複数の企業に応募している。
希望雇用形態別にみると、「正社員」では、「件数に目安はなく、よい条件の求人があればすべて応募したい」の割合は33.0%となり、他の雇用形態よりも目安を設けていない割合が大きい。
「パートまたはアルバイト」では「2~5件」が41.3%、「1件だけ」が28.7%で、正社員希望者より応募件数に目安を設けて活動している人が多い。
仕事探しにおける新型コロナウイルス感染症の影響の有無別にみると、「感染症の影響あり」の人では、「6~10件」「11件以上」の応募をする意向の人が多かった(42.1%)。
正社員を希望する理由、「将来にわたって安定して働きたいから」が66.0%
求人に応募した、正社員雇用を希望する人に、なぜ正社員を希望するのかを聞いた(複数回答)。最も多かったのは「将来にわたって安定して働きたいから」で66.0%、次いで「社会保険に加入できるから」が39.6%、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」が34.9%となっている。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「自身のキャリア(仕事経験や意識・技術等)を維持・向上したいから」が15.0pt、「興味のある仕事が正社員での募集だったから」が14.6pt、「他の雇用形態より収入が得られると思から」が14.3pt高くなった。
キャリアアップや収入額を重視して正社員を選びたいと考えている人が多いようだ。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「将来にわたって安定して働きたいから」が24.3pt高くなった。長期間就業できる期待を込めて、正社員を選んでいる人が多いようだ。
パート・アルバイトを希望する理由、「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」が49.5%
求人に応募した、パートまたはアルバイトを希望する人に、なぜその雇用形態を希望するのかを聞いた(複数回答)。最も多かったのは「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」で49.5%、次いで「生活との両立を図りたいから」が39.1%、「気楽に働きたいから」が27.2%となった。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「気楽に働きたいから」が11.7pt、「一定期間で計画的に働けるから」が8.3pt、「正社員としての職が得られないから」が8.0pt高くなった。
心身に負担をあまりかけない範囲で仕事を探している人と、取り急ぎ仕事につきたいという人が多いようだ。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「扶養の範囲内で働きたいから」が29.7pt、「生活との両立を図りたいから」が7.8pt高くなった。扶養の範囲内での就労を望む声は特に男性との差が大きく、特徴になっている。
<調査概要>
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、
2022年12月1日~2023年1月31日の期
間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社アイデム
調査期間:2022年12月2日~2023年2月5日
有効回答:555名
回答者プロフィール
※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合がある。
出典元:株式会社アイデム
構成/こじへい