家にいながらにして気軽に飲食店の美味しいメニューが食べられるフードデリバリーサービス。料理をするのが面倒な時や、仕事・家事で多忙な時などに使っている人も多いだろうが、日本とほかの国では利用頻度や利用するサービスに、どのような違いがあるのだろうか?
MMD研究所はこのほど、GMOリサーチが提供する海外パネルを利用し、日本(東京)、アメリカ(ニューヨーク)、フランス(パリ)に住む20歳~49歳の男女を対象に「日米仏3ヶ国比較:都市部消費者の食の意識・動向調査」を実施し、その結果を発表した。
本調査における有効回答数は、日本(東京)在住者が430人、アメリカ(ニューヨーク)在住者が406人、フランス(パリ)在住者が406人となる。
フードデリバリーサービスを月1回以上利用する割合、日本は23.5%、アメリカは58.4%、フランスは54.2%
日米仏の都市部に住む20歳~49歳の男女(日本430人、アメリカ406人、フランス406人)を対象に、フードデリバリーサービスの利用に関して聞いたところ、利用したことがあると回答したのは日本(n=430)が66.3%、アメリカ(n=406)が84.5%、フランス(n=406)が85.0%となった。月1回以上利用している割合は、日本(n=430)が23.5%、アメリカ(n=406)が58.4%、フランス(n=406)が54.2%となった。
直近1年でのフードデリバリーサービスの注文方法、3ヶ国ともに「フード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト」が最多
直近1年間にフードデリバリーサービスを利用したと回答した日本の220人、アメリカの315人、フランスの318人を対象に、フードデリバリーサービスの注文方法を聞いたところ(複数回答可)、3ヶ国ともに「フード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト」が最も多く、日本(n=220)が65.0%、アメリカ(n=315)が80.3%、フランス(n=318)が79.6%となった。
直近1年間で利用したフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイトは3ヶ国でどう違う?
直近1年間にフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイトを利用したと回答した日本の143人、アメリカの253人、フランスの253人を対象に、利用したフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイトを聞いたところ(複数回答可)、日本(n=143)は「Uber Eats」が最も多く70.6%、次いで「出前館」が69.9%、「menu」が25.2%となった。
アメリカ(n=253)は「DoorDash」が最も多く71.5%、次いで「Uber Eats」が69.2%、「GrubHub」が51.4%となった。フランス(n=253)は「Uber Eats」が最も多く87.0%、次いで「Deliveroo」が61.3%、「Just Eat」が30.0%となった。
直近1年間でフードデリバリーサービスを利用したシーンは?
直近1年間にフードデリバリーサービスを利用したと回答した日本の220人、アメリカの315人、フランスの318人を対象に、フードデリバリーサービスを利用したシーンを聞いたところ(複数回答可)、日本(n=220)は「料理をするのが面倒なとき」が最も多く55.0%、次いで「自分では作れない料理が食べたいとき」が33.6%、「割引などキャンペーンがあるとき」が32.7%となった。
アメリカ(n=315)は「仕事や家事などで料理する時間が取りづらいとき」が最も多く45.7%、次いで「料理をするのが面倒なとき」が38.7%、「自宅で外で食べる料理を食べたいとき」が38.4%となった。
フランス(n=318)は「料理をするのが面倒なとき」が最も多く53.5%、次いで「仕事や家事などで料理する時間が取りづらいとき」が48.1%、「自宅で外で食べる料理を食べたいとき」と「自分では作れない料理が食べたいとき」が37.1%となった。
モバイルオーダーを利用経験率、日本は42.3%、アメリカは79.1%、フランスは69.7%
日米仏の都市部に住む20歳~49歳の男女(日本430人、アメリカ406人、フランス406人)を対象に、モバイルオーダーの利用経験を聞いたところ、利用したことがあると回答したのは日本(n=430)が42.3%、アメリカ(n=406)が79.1%、フランス(n=406)が69.7%となった。
マクドナルドのモバイルオーダーは日本(n=430)の38.4%、アメリカ(n=406)の62.8%、フランス(n=406)の61.3%、スターバックスのモバイルオーダーは日本(n=430)の13.0%、アメリカ(n=406)の42.9%、フランス(n=406)の20.9%が利用したことがあると回答した。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
<調査概要>
「日米仏3ヶ国比較:都市部消費者の食の意識・動向調査 第2弾 ~フードデリバリー編~」
調査期間:2023年2月15日~2月20日
有効回答:日本430人、アメリカ406人、フランス406人 ※人口構成比に合わせて回収
調査方法:インターネット調査
調査対象:日本(東京)、アメリカ(ニューヨーク)、フランス(パリ)に住む20歳~49歳の男女
設問数 :20問
出典元:MMD研究所
構成/こじへい