「道の駅」の名前を耳にしたり、使ったことがある方は多いでしょう。では、「道の相談室」の名前を聞いたり、利用したことはありますか。今回は、「道の相談室」とは、どのようなものか、何を意見したり質問できるのかをご紹介します。
「道の相談室」とはどのようなサービス?
画像:筆者撮影
「道の相談室」とは、道路を利用する方から道に関する意見・質問・相談を受け付けている窓口です。
1回の問い合わせで、対応や処理などを関係機関に伝え、迅速に対処することを目的として、1998年(平成10年)10月に開設されました。
道路に関する相談を受け、解決に向けて迅速な対応を行うための窓口として用意されている「道の相談室」では、相談内容の整理・分析をして、道路行政に活かしています。
また、国や地方など道路の管轄を問わず、道路についての相談・苦情・質問・問い合わせ・意見などに対し、1回の連絡で受け付けが済むよう、国土交通省、地方自治体、高速道路会社などの道路管理者が連携しています。
そのため、受付窓口がどこなのか調べる必要がなく、問い合わせた際にたらい回しになることがないことが道の相談室のポイントです。
※相談内容により、別の連絡先を案内される場合もあります。
なお、道の相談室の運営は、各地域の国土交通省、地方自治体、高速道路会社などが連携して行っています。
【参考】「道の相談室」意見・相談フォーム
どんな意見や質問を受け付けているのか?
道の相談室では、道路に関する身近な疑問から道路行政全般に関するものまで、道路に関するあらゆる意見・質問を受け付けています。
ただし、緊急性が高いもの、道路交通法や交通ルール・マナーなどに関しては、全国共通の短縮ダイヤル「#9110(警察庁総合相談電話番号)」へ相談してください。
また、信号機や横断歩道など公安委員会が管理する施設については、道の相談室で対応していません。
つまり、道に関する意見や相談は「道の相談室」へ連絡し、交通管理に関することは警察に相談するということになります。