航空券の一元的予約に加えて、チェックインも一度で完了する
アラブ首長国連邦(UAE)の国営航空会社であるエティハド航空は、フィリピン航空(PAL)、オーストリア航空(OS)、南アフリカのエアリンク(4Z)の3社との相互に旅客の乗り継ぎを認めるインターライン契約を締結。
併せてビーマン・バングラデシュ航空とのインターライン契約の再開、セーシェル航空(HM)及びITAエアウェイズ(AZ)とのコードシェア(共同運航)の再開を発表した。
この契約により、関係するすべての航空会社の搭乗客は、相互のネットワーク内の目的地への接続便を利用でき、一元的に航空券の予約ができることに加えて、フライト時のチェックインも一度で完了する。また、一度の手続きで最終目的地まで手荷物を預けることも可能になった。
エティハド航空の最高収益責任者(Chief Revenue Officer)であるArik Deは、今回の発表について次のように述べている。
「エティハド航空のネットワークを拡大し、より多くのお客様にアブダビを訪れていただくことは、当社のビジョンと合致しています。今回の6社の航空会社とのコードシェア、及びインターライン契約は、関係するすべての航空会社のお客様に対して、より快適で利便性の高い航空サービスの提供をするためのものです。
オーストリア航空との提携により、エティハド航空が夏季にデイリー運航しているウィーン路線を経由することで最大で欧州58都市へのアクセスが可能になります。
また、当社がすでにインターラインもしくはコードシェア契約を締結しているルフトハンザグループ傘下の4社とのネットワークにオーストリア航空が加わることになります。
南アフリカのエアリンクとの提携により、エティハド航空のヨハネスブルグ便を経由して、南アフリカ国内16都市、アフリカ地域25都市へのシームレスなアクセスが可能になりました。
既存の南アフリカ航空との提携により提供する乗継ネットワークに加えて、お客様の選択肢を広げ、さらに利便性を向上させます。
フィリピン航空との提携では、UAE在住の多くのフィリピン人向けにエティハド航空がダブルデイリー運航するマニラ便を経由し、セブ、カガヤン・デ・オロ、ダバオ、カリボを含むフィリピン国内19都市へのアクセスが容易になりました。
「ビーマン・バングラデシュ航空とセーシェル航空とは、過去12か月間以上に及ぶ両社のシステム移行に伴う影響を受けていましたが、エティハド航空のダッカ便とマヘ島便のサービスを補完するだけでなく、チッタゴンやプララン島といった新たな目的地へのサービスを提供するために、提携を再開できることをうれしく思います。
また、ローマ・フィウミチーノ空港からイタリア国内、ヨーロッパ、そして世界各地へ運航するITAエアウェイズとのパートナーシップも、2月のITAエアウェイズによる『アマデウス アルテア』へのシステム移行が完了し、再開しました」
拡大されたインターラインとコードシェア便は、今後数週間にわたり、エティハド航空のウェブサイトや旅行代理店を含む当社の販売チャネルで順次展開される予定だ。
関連情報
https://www.etihad.com/ja-jp/
構成/清水眞希