東京中野に驚くほど「真っ青」なお店がある。
外観は青で…
店内も青で…
インスタも青!
青色にこだわり、青色のアイテムだけを取り扱う話題の古着屋「M.O.S(エム・オー・エス)ユーズドクロージング」だ。
個性的なコンセプトと魅力的な商品はもちろん、最近はアイドルやアーティストの「推し活」のための「推し色(推しカラー)」にピッタリなアイテムが揃っていることから、“推しメン”のために訪れるお客さんも多いという。
推し活文化を支える古着屋はなぜ誕生したのか?今回、大手アパレルメーカーでエリアマネジャーなどを経て起業した、M.O.Sの大間洋一郎社長に話を聞いた。
–青色にこだわった理由は?
「商品の色を統一することと什器を白で統一することで古着屋っぽくない綺麗な店に魅せたかったのが理由です。清潔感のある雰囲気で古着屋の概念を変えたいという理由からスタートしました」
「青にした理由は、構想の中で複数色の店舗を展開したいという想いがあり、やはり最初は「青い空」「青い海」をイメージした、心が落ち着くと言われる青色がベストだと判断しました。また、2019年に日本リサーチセンターが発表した、好きな色ランキングの表を見て確信しました」
もともと、海外古着を好み、古着屋をやりたかった大間社長は大手アパレルメーカーから独立し、青色満載の「M.O.Sユーズドクロージング」を2020年にオープン。
通常の古着屋と比べ、色専門店であることがユーザーにとっては選びやすいショップとして認知され、店としても大きなメリットになっているという。さらに、
「色で縛った店という、謎で奇妙な店だと知った人が誰かに言いたくなるという心理も大きなメリットです。おかげでこちらが頼まずともSNSで投稿して広めてくれる口コミ力に感謝しております」