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昭和世代の上司がよく使う「ネゴる」の意味と使い方

2023.04.05

職場で見聞きすることも多い「ネゴる」という言葉。不意に上司から使われて、意味が分からず困ったことはないだろうか。「ネゴる」は、SNSで度々話題になる「おっさんビジネス用語」の一つでもある。

そこで本記事では、「ネゴる」の意味や使い方、類義語を紹介する。ビジネスシーンで使える言葉を増やすためにも、ぜひ参考にしてほしい。

ネゴるとは

まずは「ネゴる」とは何を指す言葉なのかを解説する。言葉の使い方と例文も併せてチェックしていこう。

ビジネスシーンで交渉や調整を行うこと

「ネゴる」とは、ビジネスの場面で交渉や調整を行うことを意味する。交渉、折衝、話し合い、といった意味を持つ英単語「negotiation(ネゴシエーション)」を省略してできた言葉だ。

使い方や例文

「ネゴる」はビジネスシーンで、金額の交渉、スケジュールや社内でのいろいろな事項を調整する場合に使われる。それぞれの場面での言葉の使い方を例文と一緒に見ていこう。

1.金額交渉の「ネゴる」

値引き交渉や、クライアントからの値引き要請という意味で使われる。値引きに応じることを「ネゴに乗る」と表現することもある。

【例文】

「クライアントから購入金額のネゴがきた。」

「クライアントからのネゴに乗ったら、商品受注できそうだ。」

2.スケジュール調整の「ネゴる」

売買した商品やサービスにおける、スケジュール調整を行う意味合いで使われる。

【例文】

「クライアントから納期延長のネゴがあった。」

「商品の発売日について、営業部とネゴる必要がある。」

3.根回しの「ネゴる」

社内での交渉や会議などで、事がうまく運ぶように、あらかじめ関係者に話をつけておくという意味で使われる。

【例文】

「締切期限に間に合うように社内ネゴしてみよう。」

「クライアントに会う前に上司とネゴっておく。」

類義語

次に「ネゴる」と似た意味を持つ類義語2つを紹介する。「ネゴる」と異なる点を理解し、その場に合った言葉が使えるよう表現の幅を広げよう。

1. 仁義を切る(じんぎをきる)

新しいことなどを始める前に、あらかじめ関連部署や人に伝えておくこと。使う場面によっては、業界や社内の通例、しきたりを守るなどのスジを通すニュアンスを含む。任侠、テキヤなどの世界での挨拶が言葉の由来。

【例文】

「このチーム業務を円滑に進めるために、課長に仁義を切っておこう。」

2. 握る(にぎる)

取引先や顧客、関連部署と合意を得ること。取り組む物事の主要人物と丁寧に認識のすり合わせを行う場面で使われることが多い。

【例文】

「その件については、取引先の部長と握っておいたので支障ありません。」

気になるおっさんビジネス用語

死語と勘違いされやすいこともあるおっさんビジネス用語。最後に、交渉や調整を行うことを表す「ネゴる」以外の言葉を紹介しよう。

1. 近々(きんきん)

未来のごく近い時期のこと。「ちかぢか」ではなく、あえて「きんきん」と読むことで差し迫っている未来や緊張感を表す。

【例文】

「この仕事を近々に済ませなければならない。」

「近々で会議の予定があるため、準備に取りかかる。」

2. 全員野球(ぜんいんやきゅう)

関係者全員が一致団結して対処すること。危機や困難な状況の際、メンバーを激励する場合に使われることが多い。レギュラー選手だけでなく補欠選手も含めた全員で一丸になって試合に臨むことを意味する野球用語「全員野球」が言葉の由来。   

【例文】

「倒産危機を全員野球で乗り切ろう。」

「全員野球で今回の選挙に臨もう。」

3. 正直ベース(しょうじきべーす)

正直に申し上げると、実のところ、といった意味。「~を基礎、土台とした」を表す言葉「ベース」と熟語「正直」と組み合わせた造語。ビジネスでは、取り引き金額の交渉や見積もりを出す時に使われる。

【例文】

「正直ベースで申し上げると、この金額が限界です。」

「正直ベースで、利益率はどれくらいになりそうでしょうか。」

文/編集部

 

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