お酒好きで普段から飲んでいる人や、好きだけどあまり知識がない人でも受検できる〝お酒の検定〟をご存じですか?
初心者からプロレベルまで学べるビール、焼酎、日本酒の検定について詳しくチェックしてみました。
日本や世界のビールの歴史や知識を学べる〝日本ビール検定〟
日本ビール検定(愛称:びあけん)では、日本や世界のビールに触れ、ビールの歴史・製法・種類などの基礎や、おいしく飲む方法など幅広い分野を習得可能。2012年より開催されており、執筆時点(2023年1月)までで累計約3万5000人が受検、約1万9000人が合格しています。
ビールの基礎について学びたい〝ビール初心者〟や、ビールを普段飲んでいてもっと知りたいという〝ビール愛好家〟、ビールの販売に関わっている〝プロフェッショナル〟など、幅広い人が受検できる検定になっています。
日本ビール検定の内容は?
日本ビール検定 3級
出題レベル
原料や基本的な製法・スタイル、ビールの歴史、ビールの味わいを中心に出題。ビールを知ることで、普段のビールがもっと美味しくなります。
出題範囲
公式テキストからの出題が中心。公式テキストを学習していれば合格可能です。
出題形式
選択式で全100問。
合格基準
100点満点の60点以上が合格ライン。
日本ビール検定 2級
出題レベル
ビール文化・歴史を語ることができて、ビール通になりたい人を対象にした中級レベル。酒類を扱う仕事の人や、ビール愛好家向けです。
出題範囲
公式テキストを深く学習、理解すれば合格可能。主要な輸入ビール、国内クラフトビールの話題からも数題出題されます。
出題形式
選択式で全100問。
合格基準
100点満点の70点以上が合格ライン。
日本ビール検定 1級
出題レベル
ビールに関する広範囲な知識を持ち、自らビール文化を発信できる、愛好者の頂点を目指す人を対象とした上級レベル。
出題範囲
公式テキストからの出題や、ビールに関するうんちくや時事情報など、幅広い範囲から出題されます。
出題形式
全61問の記述・論述問題
合格基準
100点満点の80点以上が合格ライン
〝満点賞〟を取ると嬉しい特典が!
受検した級に関わらず、100点満点を達成した人には、びあけんが選定したビール1年分が贈呈されます。満点賞を受賞した人には、賞品のビールの数量や配送スケジュールについてメールが届きます。
※対象者が複数の場合は、山分けです。また、ビールの数量は満点賞対象者の人数によって変動します。
受験料金はいくら?
(3級)4500円
(2級)5500円
(1級)7500円
(3級・2級併願)9000円
【参考】日本ビール検定
消費者が〝焼酎をもっと楽しめるように〟を目的とした〝焼酎検定〟
焼酎の魅力を消費者に知ってもらう機会を広く提供し、「焼酎をもっと楽しむ」ことを目的に実施されています。
焼酎検定の内容は?
焼酎検定 3級(CBT形式)
出題レベル
焼酎の基礎知識や周辺知識だけではなく、特徴や魅力を理解して第三者に伝えることができる。
出題範囲
公式テキスト「焼酎の基」
出題形式
全50問で四肢択一選択方式
合格基準
正答率が70%以上
焼酎検定 2級(CBT形式)
出題レベル
焼酎の特徴、魅力を理解した上で、新たな楽しみ方を考案できる。
出題範囲
公式テキスト「焼酎の基」
出題形式
全50問で四肢択一選択方式
合格基準
正答率75%以上
焼酎検定 準1級(CBT形式)
出題レベル
焼酎のあらゆることに精通し、後世へ適切に継承できる。
出題範囲
公式テキスト「焼酎の基」
出題形式
全50問で四肢択一選択方式
合格基準
正答率80%以上
焼酎検定 1級(CBT形式)
出題レベル
焼酎のあらゆることに精通し、後世へ適切に継承できる。
出題範囲
公式テキスト「焼酎の基」
出題形式
全50問で四肢択一選択方式
合格基準
正答率85%以上
1級合格者には、「焼酎名人」の認定書が発行されます。
出題分野の主な内容は?
出題分野の内容は主に5種類です。
歴史、文化
歴史や文化(飲酒文化、地域文化)
造り方
原料、製造方法
モラルとマナー
20歳未満の飲酒の危険性や、飲酒運転の撲滅など、飲酒のモラル、マナー
楽しみ方
飲用温度、酒器、料理との相性、ラベルの読み方など
雑学
生産量、消費量、海外事情、銘柄、製造元など
※モラル・マナーに関してはテキスト以外からの出題です。
受検料金はいくら?
(3級)3650円
(2級)4200円
(準1級)4750円
(1級)5250円
【参考】焼酎検定