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「1KB=1000B」じゃない!意外と知らない情報の単位に関する豆知識

2023.04.06

情報を表す単位は『ビット(bit)』『バイト(Byte)』『メガバイト(MB)』『ギガバイト(GB)』などです。単位を見ることで、パソコンやスマホの容量・データ通信量が分かります。情報の単位について、具体例とともに見ていきましょう。

情報の単位とは?何を表すもの?

『情報の単位』とは、具体的にどのようなものを指すのでしょうか?情報の基礎知識を紹介します。

情報量を数値化した単位

情報の単位とは、コンピューターが扱う情報量を数値化したものです。具体的には『ビット(bit)』『バイト(Byte)』などの種類があります。数値が大きいほど情報量が多いことを意味し、画像・動画などの精度が上がります。

なぜ情報量が数値で表されるのかというと、コンピューターは情報を数値で処理するよう設計されているためです。

例えば、コンピューターでアナログデータを扱う場合は、データをいったん数値化・デジタル化した上でないと処理できません。

ビット・バイトの基礎知識

情報量の最小単位が『ビット』です。一方『バイト』とは、ビットが八つ集まった単位です。『8ビット=1バイト』と覚えておきましょう。

1ビットで表せる情報の数は、2通りです。コンピューターは、『オン』『オフ』の2種類の電気信号で情報処理を行っています。

全ての情報は『2進数』で処理され、0か1かの組み合わせでしか表せません。そのため、最小単位の1ビットで扱える情報は、2通りのみとなるのです。

日常生活で使う『10進数』が10で繰り上がるのに対し、2進数は2で繰り上がります。どのくらいの情報を表せるか知りたいときは、2を単位の前にある数値で乗じていきましょう。

例えば、2ビットなら『2の2乗』で、4通りの情報を表せると分かります。一方、8ビット(1バイト)は『2の8乗』のため、256通りの情報を表すことが可能です。

なお、ビット・バイトを省略して記載する場合は、bitは『b(小文字)』・Byteは『B(大文字)』となります。

参考:情報量の単位|東工大
参考:情報量の単位|京都産業大学

もっと大きな数字を表す情報の単位とは?

情報機器

(出典) pixta.jp

扱う情報量が多いときは、ビット・バイトだけでは足りません。より大きな情報の単位を見ていきましょう。

「キロ・メガ・ギガ・テラ」バイト

大きな情報の単位としては、以下のものがあります。

  • 1KB(キロバイト):1,024B(バイト)
  • 1MB(メガバイト):1,024KB
  • 1GB(ギガバイト):1,024MB
  • 1TB(テラバイト):1,024GB

キロ・メガ・ギガ・テラは国際単位で、それぞれ『1,000倍』『100万倍』『10億倍』『1兆倍』を表します。それにもかかわらず『1KB=1,000B』とならないのは、コンピューターの単位が2進数で表されるためです。

2進数では、キロバイト(KB)の『キロ』は1,000倍ではなく、2の10乗です。すなわち『2の10乗=1,024』で、『1KB=1,024B』となります。

MB・GB・TBも同様で、1MBは2の20乗・1GBは2の30乗・1TBは2の40乗です。1,024は10進数で見ると切りの悪い数字ですが、2進数では切りのよい数字とされています。

参考:情報量の単位|京都産業大学

キロやメガは国際基準の「接頭語」

情報単位でも使われているキロやメガは、『SI(国際単位系)接頭語』です。SI接頭語は、10進数の分量を示すときに使われる単位で、大きな数字をコンパクトに示すために使用されます。

『キロ(k)』『メガ(M)』『ギガ(G)』のほか、10の1兆倍を示す『テラ(T)』、10の1,000兆倍を示す『ペタ(P)』、10の100京倍を示す『エクサ(E)』などもSI接頭語です。

ただし、これらは10進数の単位であり、2進数のコンピューター情報に適用すると誤差が生じます。

IEC(国際電気標準会議)は混乱をなくすため、コンピューターの情報量を表す単位として『キビ(KiB):2の10乗』『メビ(MiB):2の20乗』などの『2進接頭辞』を使うことを定めました。

しかし現在のところ、これらは一般に浸透しているとはいえず、使われることはまれです。

参考:SI接頭語|単位プラス|大日本図書

情報の単位を身近な例でチェック

タブレットを操作する

(出典) pixta.jp

『情報の単位』といわれてもピンとこない人は、身近な例で確認すると理解が深まるはずです。メガ・ギガなどが使われる、具体例を紹介します。

スマホ本体や外付けHDDなどの「容量」

パソコンやスマホのストレージ、外付けHDD・SSDなどの容量を表すときも、MB・GBが使われています。

一般的なパソコンの場合、内蔵しているHDDは500GBから1TBくらいです。

またスマホのストレージは、64GB以下の小容量・128~256GBの中容量・512GB以上の大容量のいずれかです。当然ながらストレージの数字が大きい方が、たくさんのデータを保存できます。

参考:TB(テラバイト)、GB(ギガバイト)、MB(メガバイト)ってどんな単位なの? – FMVキッズ : 富士通パソコン
参考:64GBから512GBまで、iPhoneはどれを買うべき?失敗しないストレージ容量の選び方|KDDI トビラ

パソコンやスマホの「メモリ」

パソコンやスマホに搭載されている『RAM(ラム):Random Access Memory』の大きさを示すときも、情報量を表すGBが使われます。

RAMとは、『作業台』に例えられることも多い作業用のメインメモリです。データ保存用のメモリとは区別され、容量が大きいほど1度に処理できる情報が多くなります。

一般的なパソコンのRAMは、4~16GB程度です。ハイエンドなモデルの中には32GB以上のメモリを搭載しているものもあります。ただし、ゲームをしたり動画を見たりする程度の人には、オーバースペックです。

また、スマホ・タブレットのRAMは、1~4GBのものが一般的となっています。メール・SNSをするくらいなら1~2GB、ゲームをするなら4GB、画質・音声にこだわる人は6GB以上のものを選びましょう。

参考:意外に知らない?メモリの「RAM」と「ROM」、ストレージとの違い | 【しむぐらし】BIGLOBEモバイル

構成/編集部

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