洗濯機からカラカラ、ガリガリ……と聞きなれない音が。これは洗濯機のパルセーターに原因があるかもしれません。故障かと思って買い替えを検討してしまうかもしれませんが、自分で改善できる可能性があるので、まずはこれから紹介する対処法をチェックしてみましょう。
洗濯機の〝パルセーター〟って何か知ってる?
パルセーターとは、縦型洗濯乾燥機の底にある回転羽根のこと。このパルセーターの回転により、水流を巻き上げ、衣類をもみ洗いしてくれます。
カラカラ、ガリガリという音はパルセーターに原因があるかも
カラカラ、ガリガリという音は、パルセーターのプロペラ部分に異物が詰まっていたり、かみ合わせがズレている可能性があります。その場合は異物を取り除けば直ることも。
ほかにも、洗濯機から鳴る異音によって原因が変わってくるのでご紹介します。
キュルキュルという音は内部のベルトの寿命かも
洗濯機の中でキュルキュルという音や摩擦音がする場合、内部にあるモータと繋げるベルトが寿命を迎えている可能性があります。修理を依頼して交換することを検討しましょう。
一定間隔の異音はモーターに異常が起きている可能性が
洗濯機からの異音が鳴りっぱなしや不規則ではなく、運転中に一定間隔で鳴っていると、モーター自体に異常が生じている可能性があります。
キーキーという音は洗濯機が故障しているかも
洗いや脱水をするとき、キーキーという音が鳴ったら、洗濯槽の回転とブレーキを行う部品である軸受けが故障している恐れがあります。もし、洗濯槽に何も入っていないのに音が鳴ったら、その可能性も疑ってみましょう。
ブーンという音は排水ホースが原因
排水ホースが詰まっていると水を吸い上げる時の吸引力が強くなり、ブーンという音が鳴ります。排水ホースを掃除することで、音は止まります。なので、まだ寿命とは考えにくいです。
【参考】ノジマ 洗濯機の寿命はどのくらい?音やカビなどの理由や長持ちさせる方法を解説
何を基準に洗濯機を買い替えるべき?
洗濯機を使っていて、上記のようなトラブルや寿命の前兆が起きた場合、買い替えるか修理するべきかどうか悩みどころ。
そこで買い替えがおすすめな場合と、修理がおすすめな場合をご紹介します。
洗濯機の買い替える目安は寿命と標準使用期間
洗濯機には長期使用製品安全表示制度によって表記が定められた洗濯機を安全に使える期間〝設計上の標準使用期間〟があります。この設計上の標準使用期間を過ぎていたり、近い場合は洗濯機に寿命がきているととらえて買い替えるのも良いでしょう。
また、修理をしようとしてもメーカーの部品保有期間(不具合が生じた時メーカーが修理するための部品を保有する期間)を過ぎてしまうと、修理できない可能性も。過ぎてから修理を依頼してしまうと、時間や出張料などかかるので、買い替えを検討するのをおすすめします。
洗濯機の修理がおすすめな場合は?
設計上の標準使用期間や、メーカーの部品保有期間内の不具合なら、周知や点検がおすすめ。ほとんどの場合、修理で症状が改善するので今後も安心して使えるでしょう。
【参考】ノジマ 洗濯機の寿命はどのくらい?音やカビなどの理由や長持ちさせる方法を解説
※データは2023年2月中旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ