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ベースは「iPhone 13 mini」?指紋認証はなくなる?新型「iPhone SE」に関する3つの予測

2023.03.25

安価に購入できてうれしい「iPhone SE」。Touch ID(指紋認証機能)が搭載されているのも、人気の一因でしょう。

2022年に発売された「iPhone 14」シリーズは、Apple Storeでの販売価格が11万9800円~(iPhone 14/128GBモデル)と気軽に購入しづらい価格になっていることもあり、次世代のiPhone SEが発売されるのを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。

【参考】iPhone 14を購入

そこで、次世代の「iPhone SE(第4世代・仮名)」の発売時期や、搭載スペックを予測してみました。

iPhone SE(第4世代)の発売は2023年? 2024年?

まず気になるのは、iPhone SE(第4世代)がいつ登場するかという点。iPhone 14シリーズといった標準モデルは毎年9月ごろに発売されるのが既定路線となっていますが、iPhone SEシリーズは毎年必ず新型が登場するわけではありません。

歴代iPhone SEシリーズの発表を振り返ると、iPhone SE(第1世代)が2016年3月、iPhone SE(第2世代)が2020年4月、iPhone SE(第3世代)が2022年3月となっています。

【参考】iPhone SE(第3世代)

第1世代から第2世代までが4年、第2世代から第3世代までが2年間隔となっているため、第4世代の発売年を予測しにくいのも事実ですが、少なくとも2023年中の発売はないと予測されます。

iPhone SE(第4世代)のベースモデルはiPhone 8? iPhone X? iPhone 13 mini?

iPhone SEシリーズといえば、ディスプレイ下にホームボタンを搭載したデザインがおなじみ。これは、iPhone 8のデザインがベースとなっているためです。iPhone SEシリーズは、旧機種のデザインを踏襲することで、安価に製造できるシリーズともいえるでしょう。

とはいえ、標準モデルとしてホームボタンが搭載された最後のモデルであるiPhone 8の発表は2017年9月。執筆時点(2023年3月)でもおよそ7年が経過しており、筐体デザインとしてはかなり古いもの。2024年以降の発売が予測されるiPhone SE(第4世代)で同じデザインになるとは考えにくいです。

iPhone 8 PlusとiPhone 8

【参考】アップル ニュースルーム/iPhone 8 と iPhone 8 Plus:新世代のiPhone

iPhone SEシリーズは元来、コンパクトなサイズ感を売りとしているシリーズでもあるため、第4世代にホームボタンが搭載されないと仮定する場合、ベースデザインの候補としてまず考えられるのが、5.8インチディスプレイを搭載したiPhone Xです。

iPhone X

【参考】アップル ニュースルーム/未来がここに:iPhone X

また、コンパクトなデザインという意味では、iPhone 12 miniやiPhone 13 miniのデザインがベースになる可能性も十分あるでしょう。これらがベースモデルとなった場合、iPhone SE(第4世代)では、シリーズとして初めてアウトカメラが2眼になるかもしれません。

iPhone SE(第4世代)で指紋認証やUSB Type-Cは搭載される?

冒頭でも触れた通り、iPhone SEシリーズは現行モデルとしては唯一、ホームボタンに搭載されたTouch IDが使用できるのがポイント。スムーズなロック解除や決済サービスの起動ができるため、Touch IDは必須と考えている人もいるでしょう。

iPhone SE(第4世代)にTouch IDが搭載されるか否かは、2023年に発売されるであろうiPhone 15シリーズ(仮名)が、指紋認証に対応するかどうかが重要なポイントとなります。iPadシリーズやMacBookシリーズにはTouch IDが搭載されているため、新しいiPhoneに再び指紋認証機能が追加される可能性は十分あるといえるでしょう。

ホームボタンが搭載しないiPhoneシリーズは、代わりにFace ID(顔認証機能)を搭載していますが、コロナ禍の影響もあり、マスクをする機会が増えたため、Face IDよりもTouch IDが便利だと感じる人も多いでしょう。

ロック解除や決済サービス利用時に使うFace ID

ただし、日本でも2023年5月より、新型コロナウイルスの感染法上の分類は、季節性インフルエンザと同じ「5類」になる予定であり、徐々に流行は落ち着いてきているともいえます。コロナ禍以前のように、マスクを頻繁にしなくなれば、Face IDでも十分便利だと考えれば、Touch IDの搭載は必須ではないのかもしれません。

新型iPhone SEの予測をする上で欠かせないもう1つのポイントが充電端子です。現行モデルはLightning端子が採用されていますが、2024年10月には、EUでモバイル機器の充電端子をUSB Type-Cに統一する予定です。

iPhone SEシリーズは主に春ごろに発売されるため、2024年に発売されるのであれば、Lightning端子でもギリギリOKの時期。旧端末をベースモデルとするiPhone SEの場合、Lightning端子を継続したほうがコストの削減にもつながるでしょう。

そのため、iPhone SE(第4世代)の充電端子は、発売時期次第で、Lightning端子か、USB Type-C端子か変わるといえそうです。とはいえ、USB Type-C端子を搭載するという大きなデザイン変更は、廉価モデルのiPhone SEよりも先に、標準モデルにて採用される可能性が高いので、まずは新型〝iPhone 15〟や〝iPhone 16〟といったシリーズの充電端子がどうなるのかに注目したいところです。

※データは2023年3月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/佐藤文彦

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