東芝ライフスタイルは、独自の高容積技術により本体幅60cmのまま大容量化・薄型化を実現した5ドア冷凍冷蔵庫「VEGETA(ベジータ)」の新製品「GTシリーズ」2機種を5月下旬に発売する。
ラインナップは定格内容積501Lの「GR-V500GT」と452Lの「GR-V450GT」。価格はいずれもオープンで、市場推定価格は「GR-V500GT」が32万円前後、「GR-V450GT」が31万円前後。2モデルともにカラーはフロストグレージュとフロストホワイトの2色で展開する。
近年、家事の時短や効率化などから、食材のまとめ買いや冷凍食品の購入頻度が高まり、より大きな容量の冷蔵庫を求めるユーザーが増えている。一方で、冷蔵庫の設置スペースに制限があるケースも多く、従来の冷蔵庫ではキッチンの動作スペースを圧迫する原因となっていた。
そこで同社では、2014年から培ってきた独自の高容積技術を向上させ、従来機種「GR-U470GZ」より厚さを52%薄型化した冷凍室扉のほか、冷蔵庫全体を薄壁化し、置き場所はそのままに容量を拡大。
これにより、従来機種と同じ本体幅60cmで定格内容積を36L増量した大容量501Lタイプおよび従来機種と同等の定格内容積を確保しながら奥行を5.5cm薄くした薄型452Lタイプを実現した。
また、食生活の変化に合わせ庫内の容量配分を見直し、冷凍室の容量を拡大。整理整頓がしやすい3段容器を採用し、ストック食品やホームフリージング、使いかけの冷凍食品など食品の大きさに合わせ上手に収納することが可能となった。
さらに、同社フラッグシップモデルで採用しているシンプルで洗練されたフレームレスデザインと、光を柔らかく拡散させて上品な印象を与えるフロストガラスを採用し、インテリアとの調和と高級感を演出。
加えて、冷蔵室内では、庫内奥に設置しているダクトカバーをスリムでフラットな形状に変更したうえ、庫内側面から出っ張っていた棚の高さ調整をするための棚受けをなくし、はめ込み式に変更した「フリー棚」を採用。これにより、スッキリとした庫内を実現した。
そのほか、ラップなしでも余った野菜やカットした野菜を新鮮に保存できる「使い切り野菜BOX」や、表面を氷の膜で包み込むことで凍らせずに肉や魚を保存できる「氷結晶チルド」なども採用。各家庭にぴったりな省エネ運転をAIがサポートする「かってにエコ」や、扉前面のスイッチ部をタッチすると冷蔵室の扉が自動で開く「タッチオープンドア」も搭載した。
「GR-V500GT」の主な仕様は、定格内容積が501L(冷蔵室257L、野菜室98L、製氷室17L、冷凍室129L)。年間消費電力量は279kWh/年(製氷室と冷凍室上段を「冷凍(ツースター)」で測定した場合の値)。外形寸法は幅600×奥行704×高さ1,850mm、質量は108kg。
「GR-V450GT」の主な仕様は、定格内容積が452L(冷蔵室233L、野菜室90L、製氷室15L、冷凍室114L)。年間消費電力量は261kWh/年(製氷室と冷凍室上段を「冷凍(ツースター)」で測定した場合の値)。外形寸法は幅600×奥行649×高さ1,850mm、質量は104kg。
関連情報
https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/refrigerators/
構成/立原尚子